昨日(2015年1月26日)はロシアの牛丼であったが、今日はタイの特上ステーキである。「ますますもってわからんぞ!独眼鉄!」と言われそうだが、まあ読んでいってもらいたい。
先日今年初のボクシング興行を見にいってきた。メインイベントの東洋太平洋タイトルマッチがお目当てだ。チャンピオンはタイのジョムトーン・チュワタナという選手である。
このジョムトーンという選手は只者ではない。ほとんどのタイ人ボクサーがそうであるように、ジョムトーンも8才からムエタイのリングに上がり、15才でラジャダムナンのバンタム級王者となった。
「ラジャダムナンって何?」と思うかもしれないがラジャダムナン(通称ラジャ)とはムエタイの二大団体の一つであり、ラジャはタイの王室が運営している団体で(余談だがラジャはボクシングの団体も所有し、OPBF・東洋太平洋のコミッションにも加盟している)、もうひとつはタイ陸軍が運営している団体のルンピニーという組織がある。
タイで活動するムエタイボクサーは勿論、日本で戦うキックボクサーもこのラジャかルンピニーのベルトを腰に巻くことはこの上ない憧れなのである。
ジョムトーンはそのキックボクサーの憧れのベルトを3階級で制覇している凄腕中の凄腕(凄足?)である。
ムエタイのトップボクサーだと辰吉や長谷川穂積・西岡利晃と戦ったウィラポンがそうだったが、「ムエタイでは戦う相手がいない」といってボクシング転向する選手もいるが、ジョムトーンはムエタイとボクシングの二足の草鞋(わらじ)で戦ってムエタイ王者とボクシング東洋王者という二種目の格闘技の王者になるというあり得ない離れ業をやってのける男なのである。<後編に続く>
先日今年初のボクシング興行を見にいってきた。メインイベントの東洋太平洋タイトルマッチがお目当てだ。チャンピオンはタイのジョムトーン・チュワタナという選手である。
このジョムトーンという選手は只者ではない。ほとんどのタイ人ボクサーがそうであるように、ジョムトーンも8才からムエタイのリングに上がり、15才でラジャダムナンのバンタム級王者となった。
「ラジャダムナンって何?」と思うかもしれないがラジャダムナン(通称ラジャ)とはムエタイの二大団体の一つであり、ラジャはタイの王室が運営している団体で(余談だがラジャはボクシングの団体も所有し、OPBF・東洋太平洋のコミッションにも加盟している)、もうひとつはタイ陸軍が運営している団体のルンピニーという組織がある。
タイで活動するムエタイボクサーは勿論、日本で戦うキックボクサーもこのラジャかルンピニーのベルトを腰に巻くことはこの上ない憧れなのである。
ジョムトーンはそのキックボクサーの憧れのベルトを3階級で制覇している凄腕中の凄腕(凄足?)である。
ムエタイのトップボクサーだと辰吉や長谷川穂積・西岡利晃と戦ったウィラポンがそうだったが、「ムエタイでは戦う相手がいない」といってボクシング転向する選手もいるが、ジョムトーンはムエタイとボクシングの二足の草鞋(わらじ)で戦ってムエタイ王者とボクシング東洋王者という二種目の格闘技の王者になるというあり得ない離れ業をやってのける男なのである。<後編に続く>