昨日(2015年1月23日)サッカー日本代表は豪州でのアジアカップでUAEにPK戦の末に敗れて、2年後のコンフェデの出場権を逃した。

勝負事である以上負けることはある意味仕方ないことでもあるし、日本はここ何年かアジアサッカー界でひとつ抜きん出た存在だったが故に、その分他の国も日本をよく研究してきたともとれる試合内容であった(昨日のUAEはDFを固めて10番と17番という身体能力の高いFWの個人技に攻撃面を一任するという、よく筆者が言う昔のJ2の「絶対的ストライカーと10人の小人たち」という戦術がハマった試合に見えた)。

そんな日本代表のアジアカップであったが、近年のサッカービジネスというのは大きな変化が起こっているように見える。

というのもアジアカップで言えば2011年の中東大会(ザッケローニ政権)の時もそうだったが、この大会を見ていて思っていたのが「選手たちは一体いつ休んでいるのか?」というところである。

今回のアジアカップでの代表召集でJリーグではFC東京から森重真人や武藤嘉紀が呼ばれたが、森重や武藤は一体いつ休めるのか?という話である。Jリーグ組はオフ返上でアジアカップに臨んているのである。

勿論日本中のフットボーラーにとってあのサムライブルーのユニフォームに袖を通すことは、何物にも代えがたい喜びであるから「休みたいから代表召集を断ります」といった選手はいないだろうが、では現実問題として今回の日本代表のJリーグ組はどう休むのかという話である。<後編に続く>