<前編からの続き>前編で日本のアイスホッケーの現状の厳しさを説明したが、これからは残ったアイスホッケーのチームや選手の現実をみたい。
アイスホッケーという競技は防具代や用具がとにかく半端なく金がかかる競技である。ホッケー用のスケート靴も一足50000円もするし試合で使うスティックも(たまに折れたりするが)これも一本30000円もするという。アイスホッケーはよく「氷上の格闘技」というが筆者が経験していた柔道やボクシングというのは道着やボクシングシューズも高いモノは当然あったが、こちらはピンキリというが金のないボクサーは安い韓国製のレスリングシューズで試合もできるので負担というとそれほどでもなかったが、アイスホッケーという競技は格闘技にしては金がかかる競技である。
他にもアイスホッケーが金がかかる要素はある。それは「人件費」である。アイスホッケーという競技はキーパー1人の他にFW3人とDF2人で試合中プレーするが、キーパーを除く5人はサッカーみたいにずっとプレーできる訳ではない。むしろバレーやバスケのように試合中に選手を入れ替わるスポーツである。この5人が1つのグループとしてプレーし(これを「セット」という)、このセットが通常のチームで4つある。その為アイスホッケーチームは25~26人の選手を保有しなければならない。プロバスケチームの選手の保有人数が15~16人ということを考えればアイスホッケーチームというのは保有人数が多いスポーツである。
何故アイスホッケーにはこれだけの選手が必要なのか?それはアイスホッケーの選手がプレーをしている間(これを「アイスタイム」という)というのはスケーティングの有酸素運動で選手が乳酸が溜まるまで持つプレーの時間が40~50秒で、その為4つのセットがないと通常のアイスホッケーチームは試合が持たないのである。それだけアイスホッケーというのは過酷なスポーツである。
この為チームの予算や遠征費用は決まっているのに選手の保有人数は確保しなければならないのでプロチームのアイスホッケー選手でも年俸は下は200万円台の選手もいるのである。
ここまでアイスホッケーの選手として過酷さが経営にも過酷なことを説明してきたが、今日はここまでにするがまた機会を見てアイスホッケーのことは書きたい。
参考文献 アイスタイム 伊東武彦 講談社 2013年
アイスホッケーという競技は防具代や用具がとにかく半端なく金がかかる競技である。ホッケー用のスケート靴も一足50000円もするし試合で使うスティックも(たまに折れたりするが)これも一本30000円もするという。アイスホッケーはよく「氷上の格闘技」というが筆者が経験していた柔道やボクシングというのは道着やボクシングシューズも高いモノは当然あったが、こちらはピンキリというが金のないボクサーは安い韓国製のレスリングシューズで試合もできるので負担というとそれほどでもなかったが、アイスホッケーという競技は格闘技にしては金がかかる競技である。
他にもアイスホッケーが金がかかる要素はある。それは「人件費」である。アイスホッケーという競技はキーパー1人の他にFW3人とDF2人で試合中プレーするが、キーパーを除く5人はサッカーみたいにずっとプレーできる訳ではない。むしろバレーやバスケのように試合中に選手を入れ替わるスポーツである。この5人が1つのグループとしてプレーし(これを「セット」という)、このセットが通常のチームで4つある。その為アイスホッケーチームは25~26人の選手を保有しなければならない。プロバスケチームの選手の保有人数が15~16人ということを考えればアイスホッケーチームというのは保有人数が多いスポーツである。
何故アイスホッケーにはこれだけの選手が必要なのか?それはアイスホッケーの選手がプレーをしている間(これを「アイスタイム」という)というのはスケーティングの有酸素運動で選手が乳酸が溜まるまで持つプレーの時間が40~50秒で、その為4つのセットがないと通常のアイスホッケーチームは試合が持たないのである。それだけアイスホッケーというのは過酷なスポーツである。
この為チームの予算や遠征費用は決まっているのに選手の保有人数は確保しなければならないのでプロチームのアイスホッケー選手でも年俸は下は200万円台の選手もいるのである。
ここまでアイスホッケーの選手として過酷さが経営にも過酷なことを説明してきたが、今日はここまでにするがまた機会を見てアイスホッケーのことは書きたい。
参考文献 アイスタイム 伊東武彦 講談社 2013年