筆者(独眼鉄)もこういうブログを書くようになっていろんなスポーツの情報を集めたり、実際にそれまでの自分だったら見に行かないようなスポーツを見に行って、そこでそのスポーツの新たな魅力を発見したりしているのだが、ここ数年で日本でもそれまでの実業団リーグのスポーツがプロ化したり、球界も(社会人野球が日産やシダックスといった強豪野球部の廃部の影響もあるが)北信越や四国に野球独立リーグができて、高校や大学を卒業した選手のプレーをする為の受け皿になって、本当に21世紀に入って日本のスポーツ界も変わったな、と思う次第である。

さてこの野球の独立リーグの話をしたが、日本の独立リーグというのはスポンサーを確保して(これが北信越も四国も地方経済の衰退で本当に血の滲む思いなのだが)、リーグが運営会社になって(野球ではないが、バスケのbjリーグも運営会社が営利団体になって活動している)試合運営などをしているが、元々独立リーグという発想はアメリカのプロスポーツから来たモノである。

アメリカという国はピーター・ユベロスがロス五輪で(それまで大赤字だった五輪を)大幅な黒字に成功させたスポーツビジネス発祥の地である。

その為プロスポーツのリーグというのが全米各地にあって、それぞれの地で愛されているのである。

そのプロスポーツチームが多いアメリカだが、アメリカという国は一時期ほどではないが世界の富が集中するところである。その為元々起業家精神があって失敗してもリトライし易い土壌の為、アメリカでは富豪や大金持ちが生まれ易い。そして事実アメリカではビジネスに成功した人はその街で耳目を集めることになる。

しかしそんなアメリカ人富豪も注目はされてもそんなに尊敬はされない部分もある。街の人は「確かにあいつは大金持ちだ。しかしあいつより金持ちはアメリカには他にもゴマンといる」と言う。アメリカでは金持ちなだけでは尊敬されない。

そんなアメリカ人の大金持ちがステータスとして保有するモノの一つにあるのが、独立リーグのチームのオーナーになることである。<後編に続く>