先日日本のバスケ協会で起こった内紛について色々書いたが、その後あるスポーツ紙の一面にその続報があった。
「日本バスケ協会トップにJリーグ川淵三郎氏?」だと言う。筆者(独眼鉄)はこのブログではあまりジェフネタを書かないが、自分の体の皮膚は黄色いが血液は緑色なくらい生粋のジェフサポーターである。
そんなジェフサポにとって川淵という人間は、2006年のW杯ドイツ大会での日本代表惨敗時に、当時絶頂期のジェフからその中枢であるオシム監督を無理矢理強引に代表監督にさせようとして、それにより当時の代表の結果を責任問題から逃げようとした出来事をした張本人であり、筆者に限らず親の仇や骨肉の争いに匹敵するくらい憎き仇なのである。
そんな川淵の写真を見て嫌な気持ちになった一方で、別の考えも頭の中に出てきた。「今のどうにもならない日本バスケ界には、あのくらい強烈な劇薬が必要なのかもしれない」とも思った。
以前読んだロンドンの都市開発の本で「ロンドンに限らず都市開発の世界のトップはナポレオンにヒットラーを足してゴルビー(ゴルバチョフ)を付け加える人間でないと勤まらないし、そういう敵を作ってもやりきるような奴でないと立派な大都市はできない」と言っていたのを思い出す。
若い子達にはわからないかもしれないが、1980年代までは野球とサッカーの人気の差というのは今みたいに接戦ではなくそれこそサッカーとバスケくらいの人気や注目度に差があった。サッカーの日本代表なら本田・柿谷・遠藤・長谷部・武藤と名前が出るが、バスケ日本代表はバスケ好きにしかわからない。昔は巨人の選手は原・江川・篠塚・岡崎・桑田と出てくるが当時のサッカー選手の名前は出てこないのと同じである。
そんな「野球vsそれ以外の競技」といった、それこそ戦車に竹槍で戦うくらい人気に差があった野球とサッカーの注目度の差を読売クラブの武田修宏が、Jリーグ発足前からテレビのバラエティー番組で顔を売ったり(今でこそプロスポーツ選手がこの手の番組に出るのは普通になったが当時は画期的だった)、前例のないことがあれば「前例がなければ今その『前例』を作る!!」と言ったり、日本代表に大学生がいたから勝利給を出せなかったのが「(カズら)プロ契約の方が上だから試合に勝ったら金は出す!!だが出すからには絶対に勝て!」と言ったり、さっきの都市開発の話ではないが川淵三郎という男はまるでタカ派の政治家である。
しかしそんな男でないと(繰り返すが筆者は川淵が大っ嫌いだ)KYとか言って空気を読んで多数派におもねるだけの日和見主義者には、プロ野球に匹敵するような絶対的なキラーコンテンツは作れなかったように思える。
バスケの世界も協会内の社内政治で世渡りができるだけでリーグを一本化できないトップより、劇薬だがああいう人間の方が改革は進む気はした(摩擦は大きいだろうが)。
「日本バスケ協会トップにJリーグ川淵三郎氏?」だと言う。筆者(独眼鉄)はこのブログではあまりジェフネタを書かないが、自分の体の皮膚は黄色いが血液は緑色なくらい生粋のジェフサポーターである。
そんなジェフサポにとって川淵という人間は、2006年のW杯ドイツ大会での日本代表惨敗時に、当時絶頂期のジェフからその中枢であるオシム監督を無理矢理強引に代表監督にさせようとして、それにより当時の代表の結果を責任問題から逃げようとした出来事をした張本人であり、筆者に限らず親の仇や骨肉の争いに匹敵するくらい憎き仇なのである。
そんな川淵の写真を見て嫌な気持ちになった一方で、別の考えも頭の中に出てきた。「今のどうにもならない日本バスケ界には、あのくらい強烈な劇薬が必要なのかもしれない」とも思った。
以前読んだロンドンの都市開発の本で「ロンドンに限らず都市開発の世界のトップはナポレオンにヒットラーを足してゴルビー(ゴルバチョフ)を付け加える人間でないと勤まらないし、そういう敵を作ってもやりきるような奴でないと立派な大都市はできない」と言っていたのを思い出す。
若い子達にはわからないかもしれないが、1980年代までは野球とサッカーの人気の差というのは今みたいに接戦ではなくそれこそサッカーとバスケくらいの人気や注目度に差があった。サッカーの日本代表なら本田・柿谷・遠藤・長谷部・武藤と名前が出るが、バスケ日本代表はバスケ好きにしかわからない。昔は巨人の選手は原・江川・篠塚・岡崎・桑田と出てくるが当時のサッカー選手の名前は出てこないのと同じである。
そんな「野球vsそれ以外の競技」といった、それこそ戦車に竹槍で戦うくらい人気に差があった野球とサッカーの注目度の差を読売クラブの武田修宏が、Jリーグ発足前からテレビのバラエティー番組で顔を売ったり(今でこそプロスポーツ選手がこの手の番組に出るのは普通になったが当時は画期的だった)、前例のないことがあれば「前例がなければ今その『前例』を作る!!」と言ったり、日本代表に大学生がいたから勝利給を出せなかったのが「(カズら)プロ契約の方が上だから試合に勝ったら金は出す!!だが出すからには絶対に勝て!」と言ったり、さっきの都市開発の話ではないが川淵三郎という男はまるでタカ派の政治家である。
しかしそんな男でないと(繰り返すが筆者は川淵が大っ嫌いだ)KYとか言って空気を読んで多数派におもねるだけの日和見主義者には、プロ野球に匹敵するような絶対的なキラーコンテンツは作れなかったように思える。
バスケの世界も協会内の社内政治で世渡りができるだけでリーグを一本化できないトップより、劇薬だがああいう人間の方が改革は進む気はした(摩擦は大きいだろうが)。