さてさて衆議院選挙である。正直言ってここ十数年の日本の政治があまりにも迷走(暴走?)しているので、政治に期待も出来ないしモチベーションも上がらないのが本音である。

しかしそうは言っても選挙には参加する。投票には行く。それだけははっきりしている。しかし日本のそれまでの政治は大企業や特定の産業に対する寄付金漬けもあって、今まではそれでもよかったかもしれないが(どことは言ってない)これからの未来を考える上で、そうではない政治を筆者(独眼鉄)は望みたいが今の日本の保守的な思考の政治家にそれができるか疑問である。

そんな既存の政治に対する筆者の愚痴はさておき、日本の政治がここまでどうしようもないくらいどん詰まりでも何故筆者は選挙に行くかと言うと、選挙に行かないと巡り巡って自分が損をするからである。

筆者は今まで選挙権を持ってから小さな市会議員選挙や区議会議員選挙までほぼ皆勤賞である。選挙権というのは歴史を見れば分かる通り、自分たちのひいおじいちゃんたちからずっと前のご先祖様が、我々子孫が幸せに生きる為に勝ち獲った権利である。そのご先祖様が血の滲む思いをして勝ち獲った権利を「面倒臭い」「よくわからん」と言って選挙権を放棄するのは歴史に対する冒涜である(言い過ぎか?)。

筆者が20代前半に某ファストフード店の店員をやっていた時、同年代の若いアルバイト店員に「選挙には行けるなら行くべきだ」と説得したが、皆行きたがらなかった。

今も昨日(2014年12月4日)の朝のラジオでクロノスを聞いていても、20代の投票率が9%(!)と低く今も昔も若年層の投票率の低さは深刻である。

先程選挙に行かないのは歴史への冒涜といったが、それ以外にも選挙に行かないと自分の世代が損をするのである。只でさえ絶対数が多い老年世代が多数選挙に参加したら、益々若い世代の為の政策が取れなくなる。極論を言えば選挙に行かないと若い世代に有利な雇用環境も出来ないのである。そして若い世代は選挙に行かないから損をしても民主主義としては仕方ないのである(民主主義の正解が人間社会の正解ではないのだが…)。

正直若い世代に選挙に行かせる為には、作家の石田衣良が言った「残業禁止法」でも今の立候補者は公約に入れれば若年層の投票率は上がると思うのだが…。

冗談はさておき筆者は選挙に(投票の呼び掛けのポスターに)AKB48を使うのも何の問題もないと思っている。若い世代が「選挙ってよくわからないから参加しない」と言いそうでも、筆者も36歳になってもそんなにわかっている訳ではない(泣)。むしろ沢山参加して場数を踏んで経験しないとわからないのが選挙であり政治である。わからないからといってずっとノータッチでは100年経っても理解出来ないのである。若者よ書を捨て街に出よう改め、若者よスマホを置いて投票に行こう。