筆者(独眼鉄)は博才がないので全くギャンブルはやらないが(たまにテレビで競馬の大きなレースがやっていれば馬券を買わずに見る程度)、競艇というスポーツに関しては舟券は買わないが興味がある部分もある。
というのも筆者がやっていたボクシングと競艇選手というのは意外な繋がりがある世界なのである。
競艇漫画の名作で河合克敏の「モンキーターン」にも出てきた競艇選手養成所である山梨県は本栖湖にある「やまと学校」という育成施設があるのだが、ここは本当に競艇版虎の穴と呼べるくらい半端なく厳しいところである。毎年入門者の半分以下しか卒業できず、競艇選手というのは新人になるだけでも過酷な世界である。
昔はボクサーの成り手というのは競艇選手の厳しい世界に挫折した若い選手がボクサーを目指したものであるが、今はテレビでボクシング中継がやっていたりすると、競艇学校がCMのスポンサー料を払って競艇選手の卵を集めようと躍起になっている時代である。
どうしてこうなったのかと考えて見るとやはり(競艇の世界に限った話ではないが)少子化の流れで競艇選手を目指す若者の絶対数が減っているからであろう。
しかしなぜそれにしても競艇学校は熱心に元ボクサーをスカウトするのか?野球やサッカーでは駄目なのか?(他の競技から競艇選手に転向を表明したのは元ヴィッセル神戸のFWのパク・カンジョぐらいである)
これにはちゃんと理由がある。やまと学校に入学するには身体検査が必要なのだが、この身体検査が大相撲の新弟子検査とは全く別モノで、(体重が重すぎると不利になるので)身長が172cm「以下」で体重も(47kg以上)55kg「以下」となっていて、今の飽食の時代に栄養失調の心配がほとんどなくなった世の中で、こうした体型の成年男子を探す方が逆に難しいくらいである。
しかしボクサーというのは軽量級ボクサーならこの上記の基準を満たした男はゴロゴロいるし、しかも元タイトルホルダーなら暴れ馬のように制御が難しいレース用ボートも操れる高い身体能力も備わっているのでうってつけの人材と言える。ボクシング界側から見てもボクサーの第2の人生(セカンドキャリア)を構築する上で請われて行ける世界があるのはありがたい話でもある。
またボクサーが請われている理由(?)ではないが、ボートに対する恐怖感に立ち向かえる能力というか、競艇で使うレース用ボートのプロペラというのは超のつく強力なパワーを持ったプロペラでボートから落ちて体がプロペラに巻き込まれたらアキレス腱断裂もおかしくないくらい危険な道具でもある。その恐怖に打ち克つ能力も必要である。
今スポーツの世界は少子化で人材難だが、次世代のスター発掘の為に関係者は日夜奔走しているのである。
お知らせ ブログ内で自己紹介欄とプロフィール欄を書きました。もし興味があればご覧下さい。 錦糸町の独眼鉄
というのも筆者がやっていたボクシングと競艇選手というのは意外な繋がりがある世界なのである。
競艇漫画の名作で河合克敏の「モンキーターン」にも出てきた競艇選手養成所である山梨県は本栖湖にある「やまと学校」という育成施設があるのだが、ここは本当に競艇版虎の穴と呼べるくらい半端なく厳しいところである。毎年入門者の半分以下しか卒業できず、競艇選手というのは新人になるだけでも過酷な世界である。
昔はボクサーの成り手というのは競艇選手の厳しい世界に挫折した若い選手がボクサーを目指したものであるが、今はテレビでボクシング中継がやっていたりすると、競艇学校がCMのスポンサー料を払って競艇選手の卵を集めようと躍起になっている時代である。
どうしてこうなったのかと考えて見るとやはり(競艇の世界に限った話ではないが)少子化の流れで競艇選手を目指す若者の絶対数が減っているからであろう。
しかしなぜそれにしても競艇学校は熱心に元ボクサーをスカウトするのか?野球やサッカーでは駄目なのか?(他の競技から競艇選手に転向を表明したのは元ヴィッセル神戸のFWのパク・カンジョぐらいである)
これにはちゃんと理由がある。やまと学校に入学するには身体検査が必要なのだが、この身体検査が大相撲の新弟子検査とは全く別モノで、(体重が重すぎると不利になるので)身長が172cm「以下」で体重も(47kg以上)55kg「以下」となっていて、今の飽食の時代に栄養失調の心配がほとんどなくなった世の中で、こうした体型の成年男子を探す方が逆に難しいくらいである。
しかしボクサーというのは軽量級ボクサーならこの上記の基準を満たした男はゴロゴロいるし、しかも元タイトルホルダーなら暴れ馬のように制御が難しいレース用ボートも操れる高い身体能力も備わっているのでうってつけの人材と言える。ボクシング界側から見てもボクサーの第2の人生(セカンドキャリア)を構築する上で請われて行ける世界があるのはありがたい話でもある。
またボクサーが請われている理由(?)ではないが、ボートに対する恐怖感に立ち向かえる能力というか、競艇で使うレース用ボートのプロペラというのは超のつく強力なパワーを持ったプロペラでボートから落ちて体がプロペラに巻き込まれたらアキレス腱断裂もおかしくないくらい危険な道具でもある。その恐怖に打ち克つ能力も必要である。
今スポーツの世界は少子化で人材難だが、次世代のスター発掘の為に関係者は日夜奔走しているのである。
お知らせ ブログ内で自己紹介欄とプロフィール欄を書きました。もし興味があればご覧下さい。 錦糸町の独眼鉄