前回のブログの記事に対しての続きだが、今の漫画雑誌がつまらない最大の原因は(色々あるが)やはり安易に漫画雑誌の編集部がグラドルを多用したことが大きい。
雑誌におけるグラドルの立ち位置については以前みうらじゅんが興味深いことを言っていたが「昔の平凡パンチの頃の女の子の水着グラビアというのは、日常の平凡な生活の中でいきなり雑誌コーナーにビキニの美女がいる!その日常と非日常とのギャップが当時の若い男性の購買意欲に繋がったが、今の時代は春夏秋冬いつでも雑誌には水着グラビアがあるので、グラドルは既に日常に溶け込んでいるので新鮮味が無く購買意欲も湧かない」と言っていた。
このみうらじゅんの指摘はもっともで筆者(独眼鉄)も男のはしくれなので水着グラビアが見たくない訳ではない。しかし例えば極寒の吹雪の最中にコンビニに入り、そのコンビニで温かいおでんや缶コーヒーが欲しいと思って雑誌コーナーをみたら、漫画雑誌のグラドルがバリ島かサイパン辺りのロケで撮った水着のグラビアが…。このめちゃくちゃ寒い最中に水着美女を見させられても、正直これだと購買意欲というより「芸がねぇな」としか思えない。
この間も漫画雑誌ではないが週刊プレイボーイで小島瑠璃子が水着のグラビアになっていたが、こじるりは可愛いし水着姿が見たくない訳ではないが、わざわざその為だけに週プレに数百円も払いたくないと女性経験の薄い女性に免疫のない筆者でさえ思うのだから、今の時代雑誌におけるグラドルの価値はほとんどないように感じる(ネットがなかった頃の遺物だ)。
逆に今、数は少ないが購買層の厚い漫画雑誌は週刊少年ジャンプ、月刊マガジン、モーニング、イブニング、アフタヌーンとグラドルを使っていない雑誌ばかりである。
以前capetaの曽田正人が「表紙のカラーイラストは色(カラー)を若い漫画家は嫌がるがカラーを扱うのは重要だ」と言っていたが、ジャンプでも月マガでも色を使う環境が漫画家を鍛えているのであろう。
また表紙をその雑誌のキャラクターが出ることによって「ONE PIECEが読めるのはジャンプだけ」とか「GIANT KILLINGはモーニングだけ」といった他の雑誌との差別化も自然と図れる(本来はそれが当たり前なのだが)。筆者も達海猛が表紙のモーニングは(単行本派でも)買ってしまう時がある。
昔は硬派で売っていた秋田書店のチャンピオンも今はグラドルを普通に使って、他の雑誌と代わり映えがしなくなった。
こうして見ると雑誌が売れなくなって、安易にグラドルを使って生え抜きの漫画家を育てなかった漫画雑誌は(2008年のヤングサンデーの休刊のように)自分の首を締めるようなモノであったのである。
雑誌におけるグラドルの立ち位置については以前みうらじゅんが興味深いことを言っていたが「昔の平凡パンチの頃の女の子の水着グラビアというのは、日常の平凡な生活の中でいきなり雑誌コーナーにビキニの美女がいる!その日常と非日常とのギャップが当時の若い男性の購買意欲に繋がったが、今の時代は春夏秋冬いつでも雑誌には水着グラビアがあるので、グラドルは既に日常に溶け込んでいるので新鮮味が無く購買意欲も湧かない」と言っていた。
このみうらじゅんの指摘はもっともで筆者(独眼鉄)も男のはしくれなので水着グラビアが見たくない訳ではない。しかし例えば極寒の吹雪の最中にコンビニに入り、そのコンビニで温かいおでんや缶コーヒーが欲しいと思って雑誌コーナーをみたら、漫画雑誌のグラドルがバリ島かサイパン辺りのロケで撮った水着のグラビアが…。このめちゃくちゃ寒い最中に水着美女を見させられても、正直これだと購買意欲というより「芸がねぇな」としか思えない。
この間も漫画雑誌ではないが週刊プレイボーイで小島瑠璃子が水着のグラビアになっていたが、こじるりは可愛いし水着姿が見たくない訳ではないが、わざわざその為だけに週プレに数百円も払いたくないと女性経験の薄い女性に免疫のない筆者でさえ思うのだから、今の時代雑誌におけるグラドルの価値はほとんどないように感じる(ネットがなかった頃の遺物だ)。
逆に今、数は少ないが購買層の厚い漫画雑誌は週刊少年ジャンプ、月刊マガジン、モーニング、イブニング、アフタヌーンとグラドルを使っていない雑誌ばかりである。
以前capetaの曽田正人が「表紙のカラーイラストは色(カラー)を若い漫画家は嫌がるがカラーを扱うのは重要だ」と言っていたが、ジャンプでも月マガでも色を使う環境が漫画家を鍛えているのであろう。
また表紙をその雑誌のキャラクターが出ることによって「ONE PIECEが読めるのはジャンプだけ」とか「GIANT KILLINGはモーニングだけ」といった他の雑誌との差別化も自然と図れる(本来はそれが当たり前なのだが)。筆者も達海猛が表紙のモーニングは(単行本派でも)買ってしまう時がある。
昔は硬派で売っていた秋田書店のチャンピオンも今はグラドルを普通に使って、他の雑誌と代わり映えがしなくなった。
こうして見ると雑誌が売れなくなって、安易にグラドルを使って生え抜きの漫画家を育てなかった漫画雑誌は(2008年のヤングサンデーの休刊のように)自分の首を締めるようなモノであったのである。