読者の皆様はソフトボールという競技(または単語)を聞いて何を思い浮かべるだろうか?2008年の北京五輪で同大会での五輪種目から外れるという最後の五輪で女子ソフトボール日本代表チームの金メダル?それとも学校の体育で野球は危険なので野球の代役でやるレクリエーションの競技?それらもソフトボールという競技の一部ではあるが全てではない。(ここ最近の「スポーツの現金化」はスポーツとお金の関連性を絡みが少ないが、ソフトボールも一種のスポーツビジネスという意味で)今回はストイックな競技者という意味でのソフトボールについて考えてみたい。
そもそもソフトボールという競技は圧倒的に女子の競技というイメージが強いが意外なことに日本全国におけるソフトボールのチーム登録数で言うと(資料は少し古いが)男子の方がチーム数が多いのである。男子チームは6114に対し女子は4539とご覧の通り男子の方が上回っている。
これは意外なことだが男子のソフトボールは日本だと西日本を中心に普及しており、野球部に入る前段階としてソフトボールを経験するケースが多い。
筆者(独眼鉄)も小学校時代に三重県の小学校で男子ソフトボールチームに加入したことがあるが(とはいってもライパチだが)、実際に西日本では男子ソフトボールというのが、東日本のそれより身近な感じはした。
それでは競技者のレベルとしてはどうかというと、男子ソフトボールのエースの球速というのはMax120km/hほどであるが(ちなみに女子日本代表の上野由岐子投手はMax110km/h)、ソフトボールの場合マウンドとバッターボックスとの距離が野球のそれより近いため、体感速度は160km/hほどに感じるという。
あとソフトボールのバッティングが野球経験者を手こずらせる要因としては、筆者の妹が千葉県内の中学の女子ソフトボールチーム(結構強豪なところ)のクリーンナップを打っていたが、妹曰く野球経験者がソフトボールを打ち崩せないのは「野球とソフトは距離感とタイミングの取り方が違うから」といい、野球で強打者でもソフトボールの投手特有のスピードやボールの軌道(浮き方・特に野球経験者はソフトボール特有の下から上に浮き上がる「ライズボール」に手こずる)や間の取り方があって、それが野球経験者が苦しむ理由である。
以前、故・山際淳司のスポーツノンフィクションでソフトボールの男子日本代表のエースが「マウンドからボックスまでの距離や塁間など条件を全部ソフトボールにあわせてくれる条件なら、プロ野球のバッターでも抑えられる自信がある」と言っていたが、男子のソフトボールチームでも実業団(埼玉県庁クラブなど)など強豪が多いという。
レクリエーションの要素が強いソフトボール。しかし実は野球とは違った奥の深さがあるディープな競技なのである。
参考文献 R25 2008年4月24日号
そもそもソフトボールという競技は圧倒的に女子の競技というイメージが強いが意外なことに日本全国におけるソフトボールのチーム登録数で言うと(資料は少し古いが)男子の方がチーム数が多いのである。男子チームは6114に対し女子は4539とご覧の通り男子の方が上回っている。
これは意外なことだが男子のソフトボールは日本だと西日本を中心に普及しており、野球部に入る前段階としてソフトボールを経験するケースが多い。
筆者(独眼鉄)も小学校時代に三重県の小学校で男子ソフトボールチームに加入したことがあるが(とはいってもライパチだが)、実際に西日本では男子ソフトボールというのが、東日本のそれより身近な感じはした。
それでは競技者のレベルとしてはどうかというと、男子ソフトボールのエースの球速というのはMax120km/hほどであるが(ちなみに女子日本代表の上野由岐子投手はMax110km/h)、ソフトボールの場合マウンドとバッターボックスとの距離が野球のそれより近いため、体感速度は160km/hほどに感じるという。
あとソフトボールのバッティングが野球経験者を手こずらせる要因としては、筆者の妹が千葉県内の中学の女子ソフトボールチーム(結構強豪なところ)のクリーンナップを打っていたが、妹曰く野球経験者がソフトボールを打ち崩せないのは「野球とソフトは距離感とタイミングの取り方が違うから」といい、野球で強打者でもソフトボールの投手特有のスピードやボールの軌道(浮き方・特に野球経験者はソフトボール特有の下から上に浮き上がる「ライズボール」に手こずる)や間の取り方があって、それが野球経験者が苦しむ理由である。
以前、故・山際淳司のスポーツノンフィクションでソフトボールの男子日本代表のエースが「マウンドからボックスまでの距離や塁間など条件を全部ソフトボールにあわせてくれる条件なら、プロ野球のバッターでも抑えられる自信がある」と言っていたが、男子のソフトボールチームでも実業団(埼玉県庁クラブなど)など強豪が多いという。
レクリエーションの要素が強いソフトボール。しかし実は野球とは違った奥の深さがあるディープな競技なのである。
参考文献 R25 2008年4月24日号