今日(2014年6月15日)に日本のサッカーワールドカップ緒戦(対コートジボワール戦)が行われてたが、結果に関して言えばスポーツニュースのサイトにいくらでも出てると思うのでそちらを参照して貰いたいが、今回の緒戦の試合を見ていて思ったのが「日本化」という言葉である。
もともと日本化という言葉はサッカーの(筆者が現人神のように崇拝する)元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が代表監督在任中にチームを強化する方針として使われたのが最初だったと思う。
しかし日本化という言葉は無くてもスポーツの世界で、日本人アスリートが世界に伍していく為にはどうすればいいのか考えていったのは、サッカー以外の競技でもかなり論議されていったことである。
「日本化」とは何か?と考える上で出てくるものは(個人競技か集団競技の違いもあるが)、①スピード(いわゆる「キレ」のこと。もっと具体的に言えば競技者自身の試合中の瞬間的な速さ。サッカーの世界ではアジリティ・敏捷性のこと)、②技術(競技者個人のパワーやフィジカルを活かす為の技術というより、柔道の「柔よく剛を制す」のような体格的弱者が強者を倒す為の技術)、③(集団競技の場合は)規律やチームワークのような集団での動きの統率(サッカーに限らず野球や他の集団競技でも同様)、と競技の内容にもよるのだが個人的に考える日本化というのは上の3つのように感じる。
この3つのうちどれが一番重要かと言えばどれも等しく重要だとしか言い様がない。ただ個人的に考えるとサッカーの場合は集団競技という特質上、規律が一番重要でその次に(技術では欧州や南米の方が上なので)スピードやキレが重要な感じがする(完全な主観だが)。
サッカーの場合は日本の現代サッカー史から考えるとプロ化する前のクラマー氏の指導の頃から日本サッカー界のアジアや世界での戦い方というのは、ショートパスを遅攻で丁寧に繋いで(個々の能力で劣る分)集団での統率された規律で戦うというのが伝統としてあった(もっとも遅攻とは言えスピードも重要な要素だったろうが)。
それはサッカーという国際化された集団競技のみならず、野球でもWBCのような国際大会でメジャーのようなホームラン競争に走らず、塁に出てランナーを進めて攪乱(かくらん)させる野球で世界一になった経緯があった。他にも柔道や相撲でも欧米選手(力士)の大型化に対抗して日本選手はスピードとテクニックで応戦する傾向がある(もっとも相撲に関してはスピードと技術で大型化に対応しているのはモンゴル人の3横綱だが)。
こうやってワールドカップが始まって日本のサッカーを見ていると、ただ金の力で勝つのはできず自分達の国民性を理解した上で、適切な強化(予算配分)をするのが重要な気がした。
もともと日本化という言葉はサッカーの(筆者が現人神のように崇拝する)元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が代表監督在任中にチームを強化する方針として使われたのが最初だったと思う。
しかし日本化という言葉は無くてもスポーツの世界で、日本人アスリートが世界に伍していく為にはどうすればいいのか考えていったのは、サッカー以外の競技でもかなり論議されていったことである。
「日本化」とは何か?と考える上で出てくるものは(個人競技か集団競技の違いもあるが)、①スピード(いわゆる「キレ」のこと。もっと具体的に言えば競技者自身の試合中の瞬間的な速さ。サッカーの世界ではアジリティ・敏捷性のこと)、②技術(競技者個人のパワーやフィジカルを活かす為の技術というより、柔道の「柔よく剛を制す」のような体格的弱者が強者を倒す為の技術)、③(集団競技の場合は)規律やチームワークのような集団での動きの統率(サッカーに限らず野球や他の集団競技でも同様)、と競技の内容にもよるのだが個人的に考える日本化というのは上の3つのように感じる。
この3つのうちどれが一番重要かと言えばどれも等しく重要だとしか言い様がない。ただ個人的に考えるとサッカーの場合は集団競技という特質上、規律が一番重要でその次に(技術では欧州や南米の方が上なので)スピードやキレが重要な感じがする(完全な主観だが)。
サッカーの場合は日本の現代サッカー史から考えるとプロ化する前のクラマー氏の指導の頃から日本サッカー界のアジアや世界での戦い方というのは、ショートパスを遅攻で丁寧に繋いで(個々の能力で劣る分)集団での統率された規律で戦うというのが伝統としてあった(もっとも遅攻とは言えスピードも重要な要素だったろうが)。
それはサッカーという国際化された集団競技のみならず、野球でもWBCのような国際大会でメジャーのようなホームラン競争に走らず、塁に出てランナーを進めて攪乱(かくらん)させる野球で世界一になった経緯があった。他にも柔道や相撲でも欧米選手(力士)の大型化に対抗して日本選手はスピードとテクニックで応戦する傾向がある(もっとも相撲に関してはスピードと技術で大型化に対応しているのはモンゴル人の3横綱だが)。
こうやってワールドカップが始まって日本のサッカーを見ていると、ただ金の力で勝つのはできず自分達の国民性を理解した上で、適切な強化(予算配分)をするのが重要な気がした。