今年は来月(2014年6月)からサッカーワールドカップがあるが、サッカーと同じく日本のメジャーな国民的娯楽であるプロ野球も日本各地で熱戦が繰り広げられ、多くのプロ野球選手がたった一つの白球に自分の人生と生活を賭けて戦っているのである。
プロ野球の球場で戦っているのは何もユニフォームを着た選手や監督・コーチだけではない。客席で自分の愛するチームを応援している応援団も同じように自分の生活を犠牲にして(ハタから見ていると犠牲にしているように見えるが、本人達には「好きでやっているんだ!」とお叱りを受けそうだが)白球を追いかける自分のチームの選手達を我が子のように慈愛を持って応援しているのである。
そんなプロ野球の応援団(球団公認の私設応援団)は愛するチームを応援するのにいくらかかるのだろうか?それを今回は考えたい。
NPB及び横浜DeNAベイスターズ公認の私設応援団の『全国星覇会』の会長の話ではベイスターズでの場合は応援の費用は基本的に会費で賄われていて、大人・大学生・高校生・地方(関東以外)の4種類があって、それ以外に社会人やOB会員もいるとのことで、星覇会の会費は主にチケット代や応援旗の旗棒・トランペットや太鼓のバチ代になり、赤字が出た場合は会費を追加徴収するようである。全国星覇会の2010年の活動費はチケット代が約230万円(1試合参加人数が概算のため金額は推定)、応援道具購入・修繕費が約30万円、雑費(振り込み手数料や冠婚葬祭費用、コピー代など)が約6万円で合計266万円である。
それ以外に応援するための遠征の宿泊費や交通費は自己負担のため応援団員は夜行バスや青春18きっぷ・フェリーなど、飛行機や新幹線より割安な交通機関を使って遠征費用を浮かせていて、また参加人数を募ってフリープランのツアーを取ったり、遠征先の応援団員の自宅に宿泊もするという。球団への愛情のためとはいえ涙ぐましい努力である。
それとは別に応援団に入団した場合個人では一体年間いくらかかるのだろうか?この質問に対して星覇会の会長は「参加試合数にもよりますが、関東在住で関東の試合参加中心で年間約30万円になります」と言うことである。しかし「(会長が)大学生だった2008年にオープン戦から公式戦の全160試合を応援活動して、社会人会員・OB会員の経済的サポートをしてもらった上で年間約130万円かかった」という。
こうして見てみるとプロ野球の応援というのも一般市民の中にいる野球人の溢れん(あふれん)ばかりの野球愛から成り立っているのがわかった。野球人の愛情には頭が下がるものである。
参考文献 週刊ベースボール 2011年1月31日号
プロ野球の球場で戦っているのは何もユニフォームを着た選手や監督・コーチだけではない。客席で自分の愛するチームを応援している応援団も同じように自分の生活を犠牲にして(ハタから見ていると犠牲にしているように見えるが、本人達には「好きでやっているんだ!」とお叱りを受けそうだが)白球を追いかける自分のチームの選手達を我が子のように慈愛を持って応援しているのである。
そんなプロ野球の応援団(球団公認の私設応援団)は愛するチームを応援するのにいくらかかるのだろうか?それを今回は考えたい。
NPB及び横浜DeNAベイスターズ公認の私設応援団の『全国星覇会』の会長の話ではベイスターズでの場合は応援の費用は基本的に会費で賄われていて、大人・大学生・高校生・地方(関東以外)の4種類があって、それ以外に社会人やOB会員もいるとのことで、星覇会の会費は主にチケット代や応援旗の旗棒・トランペットや太鼓のバチ代になり、赤字が出た場合は会費を追加徴収するようである。全国星覇会の2010年の活動費はチケット代が約230万円(1試合参加人数が概算のため金額は推定)、応援道具購入・修繕費が約30万円、雑費(振り込み手数料や冠婚葬祭費用、コピー代など)が約6万円で合計266万円である。
それ以外に応援するための遠征の宿泊費や交通費は自己負担のため応援団員は夜行バスや青春18きっぷ・フェリーなど、飛行機や新幹線より割安な交通機関を使って遠征費用を浮かせていて、また参加人数を募ってフリープランのツアーを取ったり、遠征先の応援団員の自宅に宿泊もするという。球団への愛情のためとはいえ涙ぐましい努力である。
それとは別に応援団に入団した場合個人では一体年間いくらかかるのだろうか?この質問に対して星覇会の会長は「参加試合数にもよりますが、関東在住で関東の試合参加中心で年間約30万円になります」と言うことである。しかし「(会長が)大学生だった2008年にオープン戦から公式戦の全160試合を応援活動して、社会人会員・OB会員の経済的サポートをしてもらった上で年間約130万円かかった」という。
こうして見てみるとプロ野球の応援というのも一般市民の中にいる野球人の溢れん(あふれん)ばかりの野球愛から成り立っているのがわかった。野球人の愛情には頭が下がるものである。
参考文献 週刊ベースボール 2011年1月31日号