今年の正月に家族の集まりとは別にサッカー好きの次兄と(彼の地元の)東京スカイツリーのショッピングモールに行った。そのモールの中にはジョギングやウォーキング用の靴の靴屋があった。

次兄と筆者(独眼鉄)がその靴屋を通り過ぎた時に次兄が「代表の本田圭佑のスパイクはずっとミズノだ」と言っていた。そのモールを過ぎた後にスカイツリーのレストランでそのスパイクの話をしていた。

次兄曰く「本田はプロ契約してからは、スパイクのサプライヤー契約はずっとミズノで基本的に他のメーカーは使っていない」と言い、その後本田圭佑のモスクワ時代や南アW杯の時の本田のプレー中の写真を見ると(少なくともこの頃は)ミズノであった(名古屋に入団した頃の写真はなかったので分からなかったが)。

話しをレストランの時に戻すが次兄は「本田のスパイクはずっとミズノなんだけどそれには少し問題がある。本田はスパイクはミズノだけど、日本代表のオフィシャルサプライヤー契約(サッカー用具をチームに供給する契約)を持っているのはアディダスだ。だからサプライヤーのアディダスとしては本田のミズノのスパイクが目立つのは正直嬉しくないというのも本音としてあって、だからサッカーメディア全体として(本田も押しているが)アディダスのスパイクを履いてプレーしている香川真司を押している部分もあるんだ」と言い、お互いに「純粋にサッカーを楽しみたいという気持ちも有りつつも、そういうキナ臭い話もあるもんだ」と話していた。

次世代の代表の顔が本田か香川かスパイクで決まるかどうかはさておき、他の選手はどうかというと、キングカズこと三浦知良はJリーグのV川崎とドーハの悲劇の時のプレーの写真を見るとどうやらプーマのようで、ブラジルの無名時代の時はアシックスを履いている写真もあったがプロ契約してからはドーハ(V川崎)から横浜FCの現在までずっとプーマ一筋(ひとすじ)のようである。また代表を引退して横浜F・マリノスでのプレーに専念しているという中村俊輔はアディダスのようである。また2013年J1得点王の大久保嘉人(川崎F)はナイキを履いている。

こうやってスポーツ選手の靴(足下)に注目するのも1つの面白さであるが、他の競技でも同様である。正月には箱根駅伝があったが、それに出場するランナーのシューズのメーカーを聞いたところ1位がミズノで44%、2位がアシックスで42%、3位がナイキで10%(Number Do 2012 SPRING参照)とこちらは国産メーカーが高いシェアを誇っている。

サッカーにしても陸上にしてもアスリートが高いパフォーマンスをするためには足下にも注目する必要があるのかもしれない。