ここ何年かいろんなスポーツに興味がある割には日本の国技である野球には最近はとんと縁がなくなっていた筆者(独眼鉄)だが、ここ数年の野球を見ていて(野球WBCという大会もできたし)少し思うところがあった。それを書こうと思う。
昔筆者が子供だった80年代にまだ野球が絶対的なキラーコンテンツだった頃、水島新司の「大甲子園」で明訓高校のライバルの青田高校の中西球道が、豪速球で三振の山を築くシーンをうる覚えで思い出していたが、その時球道が投げていた球速は時速150kmいくかどうかでその頃(1980年代)は豪速球だったのをうっすら記憶していて、当時から水島作品というのは子供ながらに奇想天外な世界観だったので「本当に150km行くのかよ!」と思っていた。
しかしその後90年代に時代は下って古谷野孝雄という漫画家の高校野球漫画「GO ANd GO」という作品で主人公の投手が150kmを投げられるという話だったが、作者が「自分(古谷野)の作品で150km投げられるかという話にしたかったが、現実の高校野球でも150km投げられる投手がどんどん出てきてどうしよう」と現実の1990年代の日本の高校野球で150km投げられる実態に驚嘆と困惑を作品の欄で自身の心境を吐露していた(この古谷野孝雄の漫画も面白かったが)。
そこから更に時代が下って2000年代に入り野球WBCという大会も生まれて野球という競技の国際化と産業化に加速がかかり、2011年4月になってアメリカのメジャーリーグで野球キューバ代表からアメリカに亡命したチャップマンが、時速106マイル(170.6km)を出したというニュースが世界の球界を駆け巡った。
2010年に日本のプロ野球ではヤクルトの由規投手が時速161kmを出して、高校野球でも150km出してもそれなりにニュースにはなるが以前程のニュースにはならなくなった(野球自体に以前程訴求力がなくなったのもあるが)。
以前日本人のプロ野球の投手が日本球界を去った後、アメリカの独立リーグやマイナーを経験して時速150kmはマイナーでもゴロゴロいて、一回100マイル(時速160km)を独立リーグでも見たことあったという(よほどノーコンだったのだろう)。
こうしてここ何十年の野球の投手の球速を考えて見たが、90年代くらいから野球を始めとしたスポーツが現金化できる、産業になると人々は気付いて、スポーツ医学やコンディショニングといった新たな産業(一種の雇用?)のジャンルを創出されて、それまでの精神野球から医学や科学の知識と資金が球界に流入し、投手の球速がどこの国のどのカテゴリーの投手でも急速に向上した観がある。よく筆者のブログでIT革命がくる前の時代の情報に飢えてた時代には今の携帯、スマホは考えられないといっているが野球の球速も同様である。
参考文献 R25 2010年10月22日号・同 2011年6月16日号
昔筆者が子供だった80年代にまだ野球が絶対的なキラーコンテンツだった頃、水島新司の「大甲子園」で明訓高校のライバルの青田高校の中西球道が、豪速球で三振の山を築くシーンをうる覚えで思い出していたが、その時球道が投げていた球速は時速150kmいくかどうかでその頃(1980年代)は豪速球だったのをうっすら記憶していて、当時から水島作品というのは子供ながらに奇想天外な世界観だったので「本当に150km行くのかよ!」と思っていた。
しかしその後90年代に時代は下って古谷野孝雄という漫画家の高校野球漫画「GO ANd GO」という作品で主人公の投手が150kmを投げられるという話だったが、作者が「自分(古谷野)の作品で150km投げられるかという話にしたかったが、現実の高校野球でも150km投げられる投手がどんどん出てきてどうしよう」と現実の1990年代の日本の高校野球で150km投げられる実態に驚嘆と困惑を作品の欄で自身の心境を吐露していた(この古谷野孝雄の漫画も面白かったが)。
そこから更に時代が下って2000年代に入り野球WBCという大会も生まれて野球という競技の国際化と産業化に加速がかかり、2011年4月になってアメリカのメジャーリーグで野球キューバ代表からアメリカに亡命したチャップマンが、時速106マイル(170.6km)を出したというニュースが世界の球界を駆け巡った。
2010年に日本のプロ野球ではヤクルトの由規投手が時速161kmを出して、高校野球でも150km出してもそれなりにニュースにはなるが以前程のニュースにはならなくなった(野球自体に以前程訴求力がなくなったのもあるが)。
以前日本人のプロ野球の投手が日本球界を去った後、アメリカの独立リーグやマイナーを経験して時速150kmはマイナーでもゴロゴロいて、一回100マイル(時速160km)を独立リーグでも見たことあったという(よほどノーコンだったのだろう)。
こうしてここ何十年の野球の投手の球速を考えて見たが、90年代くらいから野球を始めとしたスポーツが現金化できる、産業になると人々は気付いて、スポーツ医学やコンディショニングといった新たな産業(一種の雇用?)のジャンルを創出されて、それまでの精神野球から医学や科学の知識と資金が球界に流入し、投手の球速がどこの国のどのカテゴリーの投手でも急速に向上した観がある。よく筆者のブログでIT革命がくる前の時代の情報に飢えてた時代には今の携帯、スマホは考えられないといっているが野球の球速も同様である。
参考文献 R25 2010年10月22日号・同 2011年6月16日号