この「スポーツの現金化」シリーズも節目の50回目だが、そんな時にこういう尾籠(びろう)な話になるのも自分らしい感じがするが、今日はスポーツとトイレの関係を話す。

先日後楽園ホールでボクシングを見に行ったが、後楽園ホールのトイレが改装されていた。トイレの敷地は変わってなく中身が改装されたので、小便器の数は減ったが大の方はかなり綺麗になって(ただ改装前も用を足すに苦はなかったが)ウォシュレットもついた。しかしそれだけでは今回このブログを書く気はなかったが、今回の改装で変わったのはトイレの奥に赤ちゃんのおしめを変える台が設置された所である。これはかなり重要なことである。以前ラジオで女子プロレスラーの北斗晶さんが(当時)「後楽園ホールに赤ちゃんのおしめを替える所がない」と言っていたが、今回後楽園ホールにおしめを替える台ができたのでかなり子供(赤ちゃん)を持つお父さんお母さん方が後楽園ホールに行き易くなった感がある。

以前野球の日本ハムファイターズのオーナーが「長い時間球場にお客様が滞留すれば、そこに飲食店とトイレの需要がでる。」と言っていたが、トイレの場合清潔なのもそうだが、そこにウォシュレットや赤ちゃんのおしめを替える台ができると、会場に来てくれるお客様がより快適になりその会場で行われるスポーツ観戦のリピーターになって貰える確率が上がる。

特にお母さんがおしめを替える台があると、女性のそのスポーツ会場に対しての快適度も上がり財布の紐も緩くなり、そのスポーツ会場にお金が落ち易くなる。

以前故・本田宗一郎の伝記で彼曰く「衣食住に便が続くぐらいトイレは重要である。」と言っていたし、堀江貴文氏も自身のビジネス書で「シンガポールにはトイレの格付け団体があるらしいが、飲食店でもトイレの清潔さを維持できるサービスは重要だ。」と言っていたが、こういう著名人も言うようにたかがトイレされどトイレと言うぐらいトイレは重要なのである。飲食店でもトイレが汚いとその店のリピーターになるのは難しいだろうし、イベントでも何でもトイレが混む所には集客は難しいであろう。

と、ここまでスポーツビジネスにおいてトイレの清潔さとトイレ周辺施設の充実がスポーツ会場に落ちるお金の量の増減が関係するということだが、スポーツを見せて稼ぐスポーツビジネスもそれ以外の部分に稼げる要素が眠っている。スポーツビジネスというのはその競技の内容も重要だが、それ以外の充実も重要である。