筆者もサッカー(J2)を見るようになって4年弱。いい加減ジェフがJ1で戦う姿をみたいものだが(苦笑)、今J2を見ていて気になったことがある。

J2にコンサドーレ札幌というクラブがある。言葉は悪いがエレベータークラブなところがあるが、このクラブはある意味ハンデのような所がある。

この間大分トリニータがJ2降格が決まったが、九州には今シーズンJ2に4つ(福岡・北九州・長崎・熊本)とあるが、(彼らに問題がある訳ではないが)九州のクラブは札幌に一回だけ行けばいいのに対して、札幌は九州に四回行かなければならない。これはかなりの差になるであろう。

しかも行くのは1人だけではない。選手11+7=18人 監督、コーチ、フィジコ、通訳、ホペイロ(用具係)とおそらく30人強の人間が札幌から九州へ何度も行かなければならない。これはかなりの経済的負担となる。

以前サッカーでオランダリーグが何故強いかと言う話でオランダの国土は九州と同じぐらいの面積で、移動はバスの日帰りでその分宿泊費が浮くので、そのお金を強化費に当てられるからという話を聞いたことがあるが、ただでさえ利益が出づらいサッカービジネスで四回の九州遠征はかなりの圧迫になるだろう。以前あるサッカー関係者がJ2東西分割を考えたが、コンサドーレ札幌のこの環境を見ると真剣に考える必要があると思える。