身内の話で恐縮だが最近のボクシングビジネスが上手くいっていないような気がする。元々ボクシングの世界戦というのは大手ジムがテレビ局と繋がりがあり、テレビの放送枠の中にボクシング中継をしてそのテレビ局からの放映権収入やCMなどの広告収入(勿論チケット収入等もあるが)で世界戦で必要な莫大な費用をペイしているのである。
しかし今このビジネスモデルが大きな曲がり角に来ているように思える。まず昨今動画コンテンツが爆発的に拡大し、スマホやタブレット端末により以前より動画を見る選択肢が格段に増えて、その分テレビのコンテンツの訴求力が低下した。そして(ボクシングというマイナー競技に限らず)娯楽が多様化したりオンラインゲームも発達したり、20世紀型のテレビの放映権ありきのスポーツビジネス(ユベロスモデル)が通用しなくなってきた。実際それまで名門と呼ばれた大手ジムも国内で世界戦が組めなくなって来ている。
ユベロスモデルの曲がり角は日本だけの問題ではない。アメリカでも2012年のNCAAのアマチュアバスケットトーナメントでも(平日の昼間にやるが)、インターネット視聴者が500万人に対してテレビ視聴者が150万人と逆転現象が起きた。今の時代(メジャーな競技もマイナーな競技も)ネットの端末で見る時代に移行しつつある。日本のスポーツビジネスはテレビ放映権に依存した既存のビジネスモデルからの脱皮が必要なのかもしれない。
参考文献 日本プロ野球改造論 ディスカヴァー携書 2013年 並木裕太
しかし今このビジネスモデルが大きな曲がり角に来ているように思える。まず昨今動画コンテンツが爆発的に拡大し、スマホやタブレット端末により以前より動画を見る選択肢が格段に増えて、その分テレビのコンテンツの訴求力が低下した。そして(ボクシングというマイナー競技に限らず)娯楽が多様化したりオンラインゲームも発達したり、20世紀型のテレビの放映権ありきのスポーツビジネス(ユベロスモデル)が通用しなくなってきた。実際それまで名門と呼ばれた大手ジムも国内で世界戦が組めなくなって来ている。
ユベロスモデルの曲がり角は日本だけの問題ではない。アメリカでも2012年のNCAAのアマチュアバスケットトーナメントでも(平日の昼間にやるが)、インターネット視聴者が500万人に対してテレビ視聴者が150万人と逆転現象が起きた。今の時代(メジャーな競技もマイナーな競技も)ネットの端末で見る時代に移行しつつある。日本のスポーツビジネスはテレビ放映権に依存した既存のビジネスモデルからの脱皮が必要なのかもしれない。
参考文献 日本プロ野球改造論 ディスカヴァー携書 2013年 並木裕太