先日、「縮む世界でどう生き延びるか?」(長谷川英祐著 メディアファクトリー新書 2013年)という蟻や蜂の巣を研究している生物学の本で、蟻の巣の中で巣(コロニー)の偉い蟻(コロニー上位)と働き蟻(コロニー下位)の両者の蟻の利害が対立した時、上位の蟻が下位の蟻を切った時その蟻の巣のコロニーは全滅するという。
これを読んで現代日本のリストラを思い出した。今シャープやパナソニック、ソニーといった日本を代表するような大手家電メーカーは大規模なリストラをしているが(発電所の発電装置を作っている日立は堅調だが)、企業の基幹部分を担うエンジニアを切っている日本企業も危ないのではないかと思う。
今の20代、30代の人にも企業を運命共同体という概念が希薄になっているのもこういう所なのではないかと思う。企業の幹部が自分達の利益だけは確保出来ればいいと考えて安易なリストラに走ることにより日本の企業が駄目になっていっているように思える。リストラするならまず役員報酬をカットしないと始まらない。コロニーの危機の時は上位の者が血を見ないとコロニー維持はできなくなる。
これを読んで現代日本のリストラを思い出した。今シャープやパナソニック、ソニーといった日本を代表するような大手家電メーカーは大規模なリストラをしているが(発電所の発電装置を作っている日立は堅調だが)、企業の基幹部分を担うエンジニアを切っている日本企業も危ないのではないかと思う。
今の20代、30代の人にも企業を運命共同体という概念が希薄になっているのもこういう所なのではないかと思う。企業の幹部が自分達の利益だけは確保出来ればいいと考えて安易なリストラに走ることにより日本の企業が駄目になっていっているように思える。リストラするならまず役員報酬をカットしないと始まらない。コロニーの危機の時は上位の者が血を見ないとコロニー維持はできなくなる。