暑い!と言わない方がいいのに言ってしまうこの暑さ。この季節にはやはりガリガリ君である。(余談だが家の男衆がガリガリ君を食べると風貌が似てることから「共食い」と揶揄される[苦笑])。しかしこのガリガリ君。店頭に売り出すには賭けがあったと言う。元々赤城乳業がガリガリ君を作ったのは80年代初頭、当時は本来駄菓子屋の商品だったのが、この頃から消費スタイルが変化しだしてコンビニが普及しはじめた頃である。赤城乳業はそのまだ未知なるコンビニという業態に営業を強化し同業他社が参入してないところに商品を集中したのである。その後コンビニという業態は急成長し、それに伴ってガリガリ君も急激に知名度を上昇しブランディングに成功した。ガリガリ君の成功には「先見の明」と「時代に合わせた商品改善力」があったのである。特に筆者(不器用貧乏)が凄いと思ったのはコンビニという未知の世界に賭けられたところである。普通人間は知らない所には賭けをしたがらないものである。そこに賭けをできたから夏の主役を勝ち取れたのであろう。「ガリガリ君」にも賭けがあったのである。