先日、筆者(不器用貧乏)の近所の本屋に外山滋比古さんの「失敗談」という本がありその本を少し見てみた。その本の中に「負けるが勝ち」というページがあり読んでみると外山さんが就活する時人気業界は、黒いダイヤという石炭業界と三白といわれた紡績・精糖・製粉業界で、これらの業界はバブル期の就活がハワイで会社説明会をやったという話ではないが、上記の業界の幹部が札束で勧誘したと言う。今の世界でいう「勝ち組」という人々は進んでこれらの業界に入社していった。しかしそこから20年経って黒いダイヤは黒い土くれになって、三白の業界は低迷して銀行に頭を下げてお金を借りに行っていた。逆にこれらの業界に入社できなかった「負け組」で仕方なくスーパーマーケットに入社した人々はその後スーパーが繁盛して羽振りが良くなったという。また外山さんは愛知県にいたときトヨタが紡績の次に新規事業として自動車を作りたいといい、働く人はせっかく紡績で成功したのに(トヨタは最初は紡績の会社だった)そんなよくわからない業界に行きたくないといって、自動車業界に行った人は嫌々行ったという。しかしその後紡績は衰退し、嫌々行った自動車業界は「世界のトヨタ」に発展していった。
この話を知って人生何が幸いして何が災いするか解らないものである。まさに「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し」である。別の本でも都銀に内定が決まっていた人がインターネット企業に行こうとして親が泣いて都銀へ行ってくれといったが現在もうその都銀はなくなったという。人生はどう転ぶか解らない。
追伸 以前サイン会に参加させて頂いた「ハンザスカイ」の佐渡川準先生の訃報にお悔やみ申し上げます。筆者(不器用貧乏)より年下(34才)でのあまりに若い死にご冥福お祈りします。
この話を知って人生何が幸いして何が災いするか解らないものである。まさに「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し」である。別の本でも都銀に内定が決まっていた人がインターネット企業に行こうとして親が泣いて都銀へ行ってくれといったが現在もうその都銀はなくなったという。人生はどう転ぶか解らない。
追伸 以前サイン会に参加させて頂いた「ハンザスカイ」の佐渡川準先生の訃報にお悔やみ申し上げます。筆者(不器用貧乏)より年下(34才)でのあまりに若い死にご冥福お祈りします。