以前筆者が書いたブログの「雇用・その3」でイギリスの炭鉱夫の失業問題に関して「イギリスはじゃあずっと石炭を掘り続ければ良かったのですか?」と質問されて答えに窮してしまった。ただ答えにはなっていないのかも知れないが、以前見た九州の筑豊の炭鉱に関して、今とは比較にならないくらい絶対的な影響力があった旧帝国大学の教授が「日本の石炭はあと200年持つ。」といい、とにかく二世代ぐらいの間は失業する事は想像できなかったことである。
現在の石油も昔の経済予測からかなり軌道修正されて埋蔵量が年々伸びていて新たな油田の発見や今まで使えなかった油田(砂が入っていた石油から砂だけを取り除く技術等)の出現により石油の枯渇も先延ばしが可能になっている。石炭でも石油でもそうだが経済学の経済予測というものは当てにならないものである。今でも九州や北海道の炭鉱には良質の石炭が数多く残っているという。エネルギー資源を頼りに生活していこうとする企業や労働者はそのエネルギーの枯渇が不安視されているが新たなエネルギー埋蔵資源の発見や新しい資源の採掘方法なのでそのエネルギー埋蔵の寿命は伸びていっている。むしろ代替エネルギーの出現により既存のエネルギーが必要とされなくなる方が怖い。自分はエネルギーにそれほど詳しい訳ではないが今回エネルギーと雇用の自分なりの考えを纏めてみた。