エクスパンション(expansion)とは英語で「拡張」を意味し、アメリカでは(メジャーリーグの)球団数の増加を意味する。元々MLBでは球団数は今よりもっと少なかったが、エクスパンションにより球団数が増加し、現在30まで増えた。球団数の増加はアメリカだけではなく韓国でも球団が増えた。最近9番目の球団のNCダイノスという球団ができた。アメリカや韓国が球団数を増加させていっているのになぜ日本の球団数は増加しないのかが不思議である。9年前の球団合併は回避できたのは良かったが筆者(不器用貧乏)は野球に関しては浦島太郎だが、素人が考えても球団数がもっと増えても良いと思っている。以前Sports Management Review 2008 vol.9でプロ野球球団の潜在的需要がある地域として静岡、南九州、北信越、四国があり(北信越と四国には独立リーグがあるが)この記事が出た時期には南九州と静岡では新球団設立の動きもあったそうである。Jリーグは20年前は10クラブだったのが今では40クラブまで増えた。確かにクラブの増加により選手の給与水準が下がることもあるが、プロ野球に関して言えば上記の地域にプロ野球球団を作った方が良いのではと考える。人口4800万人の韓国で9球団あるのに、人口1億3000万人の日本で12球団はいささか少ない気がする。筆者のブログ2013年6月24日の記事「60万人」でもあるが人口50万人から60万人の都市ならプロスポーツチームが作れるのである。シアトル(マリナーズ)が約57万人でシンシナティ(レッズ)が約32万人とこのくらいの人口の規模で球団は作れるのである。一定の競技水準を維持することや球団数を増加することによって給与水準を確保することなど課題は多いが日本のプロ野球も球団数を増加するべきである。