最近漫画を読んでても、活字を読んでても、漢字を書けなくなった本が増えたように思えてならない。「完ぺき」ではなく「完璧」で、「ぺき」は辟易の「辟」の下に「玉」で「璧」である。ついでにいえば「かべ」は「辟」の下が「土」で「壁」である。少しややこしいかも知れないが、手順を追ってやっていけばそれほど難しくはないのである。今の時代ネットや携帯電話で漢字を書く機会が減った。その分漢字そのものを忘れてしまう。筆者(不器用貧乏)も最近漢字を忘れることがある。そういう時は辞書を引けばいいのである。今の人が漢字を書けないから若者を嘆くは更々ないが、それより今の日本の学校教育は大丈夫かと疑問に思ってしまう。苦しい思いをして、大学まで2000万円の教育費を払ってそれで漢字は書けない、英語は皆喋れない、歴史認識は誰も知らない。あまりこのブログで何かを批判したくないが今の教育に本当に意味があるのかを知りたい。「完ぺき」の「璧」を漢字で書けるようにするために教育があるのに、それが書けない教育は何のためにあるのかがわからない。漢字を書けない若者を批判したいのではない。高額な学費を払って「完ぺき」としか書けない教育に疑問を感じているのである。正直な話、学校で教えないなら、家で辞書で独学していてもいいはずである(その方が安上がりだ)。「完ぺき」を「完璧」に書けるようになって初めて学校教育に意味がある。解らなかったら辞書を引けばいいからもっと漢字を書けるようになりたいし、ならなければいけない。自分も含め日本人はもっと漢字を書けるようにしないといけないと思った。