鉄板とスポンジ

結構昔の話になるのだが、元大関の栃東さんがラジオのゲストに出た時に、今まで対戦した力士で一番凄かったのは誰かと言う質問に対して、「貴乃花さんが一番凄かった。立ち会いで当たっていっても、当たると鉄板にぶつかっていったみたいで首が痛い。」と言う言葉が印象的であった。

一方今年3月の大阪場所(春場所)で初場所に引退した高見盛さんが「白鵬関と対戦していった時はどれだけ白鵬関を押していっても、スポンジみたいに力を吸収されていくようだった。」と言っていた。それは高見盛さんに限らず白鵬関と対戦した力士は皆、口を揃えて同じことを言うらしい。一口に横綱といっても色々な種類があるようである。