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以前「GIANT KILLING」というプロサッカー漫画で、主人公のクラブのスカウトの笠野さんが「今の時代営利目的でスポンサーをやれる企業はなくなった。しかしスポンサー企業がスポンサーから撤退しなかったから沢山のクラブが潰れずに済み、子供たちが夢を見ることができた。」とあった。
先日のGWにジェフ千葉vs愛媛FC(千葉がホーム)の試合を見に行った。そこでスタジアムの看板スポンサーに飲料メーカーのヤクルトがスポンサーになってくれていた。ヤクルトは周知の通り、自前のプロ野球球団を保有している企業である。そういう企業が、(助っ人外国人の強化費を削ってまで)J2の広告の費用対効果の少ない看板スポンサーになってくれているのである。それ以外にもその日のマッチデースポンサーがLCCのエアアジア・ジャパンが、同じ千葉県の企業としてスポンサーに名乗りを挙げてくれたり、スタジアムの命名権でもフクダ電子が今のジェフのこんな状態にも関わらずスポンサーを継続してくれていたりと、今ジェフの選手達がプレーできるのも、千葉のサッカー少年達がサッカーに夢を託せるのも、今こういったスポンサーの企業の方々が経営が苦しい中でも、まさに身銭を切ってお金を払ってくれているからジェフがJ2がプロサッカークラブとして存在できるのである。何もサッカーの中の話だけに限った話ではないのだが、多くの方々の支えと思いから夢というのは成り立っているのだと思った。