息子maruは2歳の時に市が運営する発達支援センターに週に1回1時間の療育に母子で通っていました。

1クラス2~5人程度で子供1人に対して担当の先生(保育士)が1人付いています。

『おもちゃ遊び』→『トイレ』→『着席してやるお遊び』→『ホールで体を使った遊び』毎回こんな流れです。

療育園に入園するまで約2年ほど通っていました。今でこそ、ここでの2年間は意味のあるものだったと思えるのですが、初めのころは不安と不満でいっぱいでした。

なぜそんなにネガティブだったかというと、療育に対して私が期待していたものと現実とのギャップが大きかったからです。

その頃は私は『とにかくmaruが喋れるようになってほしい』こればかり考えていました。今思うとそれ以外にも気にしないといけないことは沢山あったのですが、言葉の面を伸ばすことで頭がいっぱいでした。

言語面での専門的な指導が受けられると思い込んで通い始めた療育は、蓋を開けてみれば前述のような同じルーティンの繰り返しで、そもそも施設に言語聴覚士がおらず言語面に特化した指導は受けられませんでした。

焦りを感じた私は民間の療育や言語訓練が受けられる施設を探しました。

結果は、市内には民間の療育は1件もなく(隣の市にはあったが市内の子が優先と断られた)、唯一言語訓練が受けられる病院では言語聴覚士のマンパワー不足で当分無理と断わられ、、、。

不満タラタラでした(笑)

SNSで目にする『療育の選び方』というワードやmaruより小さい子がST受けている話を見ては嫉妬して、田舎住まいのデメリットをひしひしと感じていました。今ではそれでも療育園があるだけまだ恵まれている方?と思えるのですがこの頃は選択肢のなさに嫌気がして何とか都会に引っ越せないか模索したりもしました。(これは結局無理だった)

そんなこんなで療育やSTは諦め、他に何か代わりになるものをと考えて習い事も探しましたが公文や水泳、英会話くらいしかなく、、どれも難しかったため諦め、プレ幼稚園に通うことを決めました。

なのでmaruが療育園に入園するまでに通ったのは週に1回1時間の療育と週に2回2時間のプレ幼稚園(親子通園)のみでした。

療育園に通うようになった今でもSTは一度も受けられていません。

その点はやはり不安は大きいです。maruの発語はかなり限られている現状なので。

希望どおりのところに通うことは叶いませんでしたが、でもその中でもmaruは出来ることが増えていったし、私も成長を感じて喜ぶことが多かったように思います。日々の中で困りごともたくさんありましたが振り返ってみればそれを療育や幼稚園の先生に相談しながら乗り越えていった分、maruも成長したし私もmaruの母としての知識が増え、お互いに成長できたと感じています。

STに通えなかったことはやはり不満ですが(←コレ何回言う?笑)、それ以外はこの環境の中でも満足のいく時間を過ごせたように思います。色々通えなかった分、maruとあちこちお出かけしたり、家族と濃厚な時間を過ごすこともできたので。これはこれで良かったなと今では思っています。