弄便事件のあと、まず療育先の先生(保育士)に相談しました。
そこで以下のことを教えていただきました。
『定型発達の子は幼いころから親に便は汚い物だと教えられ早い段階で理解するが、発達障害の子は教えてもそれがほんの少ししか積み重ならず理解するまでに時間がかかってしまう。また、自閉傾向の強い子はキレイや汚いなどを感覚で判断することが苦手な子も多い。匂いの好みも違う可能性があるのでそもそも臭いと思っていないかもしれない。なので便=汚い物という感覚を教えるより便=触ってはいけないものというパターンで教えてみてはどうか。
具体例としては
①便の絵カードを作って、便のオムツを替える時にそのカードをmaru君に持たせてママに渡すようにさせる。そうすることでカードをママに渡せばオムツを替えてもらえると理解させる。
②便をした時にあえてすぐにオムツを替えずに様子を見る。便を触ろうとしたら×マークで触ってはいけないと教える』
なるほどと納得して、教えていただいたことはすぐに取り入れました。
その後どうなったかと言うと小さい弄便は一度だけあったのですがその時に触ってはいけないと教え、それ以降は一度も起こっていません。
ただそれは本人が触ってはいけないと理解したというより、弄便ブームがただ去っただけのように感じています。
①の絵カードもしばらく継続していましたが、まったく身につかないままこちらの気力が切れて終えてしまいました。私の取り入れ方に問題があったのかもしれません。それに加えて、本人がそうする必要性を感じていないようにも感じました。
maruの主治医からは、
『いつも触るわけではないのなら何かのきっかけがスイッチとなって便を触ってしまうんだろう。きっかけはお尻が痒いとかそういうものかもしれない。またスイッチが入ったらやり始めることもあるだろう』と再発の可能性を言われています。
私自身もまたあるかもしれないと、覚悟まではできていませんが頭の片隅で考えてはいます。
今はmaruの排便状況を把握して、できるだけ目の届くところにいるようにしています。