※便に関する内容を書いています。

 

息子maru3歳半の時に事件は起きました。

弄便(ろうべん)です。

弄便って何?って人いるかもしれまんせん。私も我が子がこうなるまで知りませんでした。

ざっくり言うと『自分の便をいじってあちこち擦り付ける行為』です。認知症の方にも時々見られる症状のようです。

 

事件の詳細

その時、私とmaruは隣り合った別々の部屋にいました。

私は家事を、maruはオモチャで遊んでいました。

突然、ぷ~んとあの匂いが。

急いで部屋に駆け付けた時にはもう、、、もうね、、

絶句。

思考停止したのは人生であれが初めてかも。

便まみれなんです。

壁、棚、テーブル、アイロン台、姿鏡、タオル、そして本人まで。

私がフリーズしている際中も息子はせっせと壁に塗装中。

怒りとかそんな感情はありませんでした。

ただただ茫然としながら息子をお風呂場に連れて行き、便まみれの息子にシャワーを掛けながら少し泣きました。

息子のことで泣いたのは出産した時を除いてこれが初めてでした。

息子の主治医がよく使う自閉症の子の持つ『感性の特異さ』という言葉を思い出していました。

『きっとmaruにとって便は汚い物でも臭い物でも触ってはいけないものでも何でもない。壁に擦り付けてみたら楽しくなって遊んでしまったんだろう。

maruは感性が特異なだけで悪気は一切ないんだ』と。

それは分かってはいるけど、じゃあこのショックをどう消化したら良いんだろう?

そんなことを茫然と考えながら掃除をしていた記憶があります。

 

(実はこの事件の前にも軽い弄便行為はありました。

オムツに手を入れて便を触る行為がこの事件の半年前にも2、3回ありました。

この時はすぐ気が付いたのもあり被害も少なく、すぐやらなくなったので

『便に興味が沸いてうっかり触っちゃったのかな。そういうお年頃なのかな?』くらいのゆるい認識でした。

今思うとこの時から対策を練っておくべきでした。反省)

 

この事件の後、すぐにmaruの療育先や主治医に相談して対策を練りました。

長くなったので続きは後編で。