『スーパー・チューズデー 正義を売った日』 | High Fidelity~ふわふわlife~

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ジョージ・クルーニー監督の『スーパー・チューズデー 正義を売った日』を観てきました。



ストーリーは以下のとおりです。


大統領候補モリス知事の選挙参謀スティーヴンは、モリスを大統領にするため、

持ち前の野心と誠実さで相手候補をリードする若きエース。

選挙戦の最大の山場となるスーパー・チューズデーが一週間後に迫るなか、

彼はライバル陣営の選挙参謀から極秘面会を持ちかけられる。

時同じくしてスティーヴンは、選挙スタッフの美しく聡明な女性と親密な関係に。

やがてこのふたつの出来事は、輝かしい未来が約束されたスティーヴンのキャリアを脅かし、

想像を絶する事態へと選挙戦をねじ曲げていくのだった・・・。

(『スーパー・チューズデー 正義を売った日』 フライヤーより)



感想ですが、

演技派が揃ったこの豪華キャストを観るだけでもお金を払う価値はあります。

ただストーリー的にはもう少しヒネリが欲しかったなあという気はします。

(それを差し引いても満足できうるレベルではあるのですが・・・)



あまり日本では人気がないのですが、

僕は個人的にライアン・ゴズリングという俳優がものすごく好きで、

彼の演技を観るだけでも今回は本当に満足でした。



さらにこれまた好きなフィリップ・シーモア・ホフマン、

『サイドウェイ』でブレークしたポール・ジアマッティなど本当に演技派が揃っています。

この二人は本当に実力者で、生々しく泥臭い選挙屋の感じなど良かったです。



あとはこの大統領候補にジョージ・クルーニーがピッタリでした。

二枚目系かつ誠実そうでありながら、女性にはユルいというところが妙にマッチします。

クリントン前大統領もしくは細野豪志議員へのオマージュというか(笑)




気になったのは、「正義を売った日」という邦題の副題は言いすぎじゃないですかね。

主人公のスティーヴンにしろ元々そこまで正義というわけでもないし。

彼にも過失があったようにも捉えることができるのわけで。



かなりシリアスな内容のわりには、

見やすいように工夫はされているので、

そのあたりは監督としても地位を築き始めているジョージ・クルーニーの手腕かもしれません。

(これだけのキャストでなければ、逆に繋げなかった気もしますが・・・)



★・・・3.5/5.0