IRCC 参戦記②
基準のセットアップにて渡辺選手がコースイン
さすがにカーペット敷きたての路面はグリップも充分ではなく、コースを覚える程度の走行となりますコース自体は非常に狭く
各コーナーには平べったいパイロンが配置されているので走行ラインは更に狭くなっていました
色々なレースに参戦してきましたが、今回のレイアウトが一番タイトなコースだったと思います
特設カーペットコースの面白さ
とも言えるでしょうね
前向きに捕らえましょう
今回のコースレイアウトで一番苦労したのがストレートエンドのヘアピンコーナーここは完璧ブレーキ必要
ブレーキを使用することに慣れている選手はさほど問題にならないのでしょうが
渡辺選手にはこのヘアピンがどうにも難しいようで・・・金曜日は丸々「ヘアピン怖い・・・・」で終わってしまいました
さて、もう一人の遠藤選手はと言うと・・・「WORLD GT」があっけなく良く走ってしまうので「1/12をやりましょうか
」と言った雰囲気になり4分間を3回ほど走行させました
遠藤選手の車は、彼の好みに合わせ、基準のセットアップとほんの少し変えてありました
それはフロントスプリング
遠藤車は0.18inch(0.45mm)を装着していました
これは初期反応よりも、その先のコーナリング性能を欲する遠藤選手に合わせたセットアップです
結果的にはこのフロントスプリングの選択が、セットアップの大きな要素だったことはこの日、早い時間で判明しました
今回のコースでラップタイムを稼ぐ為には、旋回性能を極限まで上げることが必要でした
通常こういった場合、旋回性能を求めすぎると、オーバーステアになってしまうのですが
Speedmerchant REV.6は、想像以上のリアグリップを発生してくれており、かなり攻め込んだ走行にも、トラクションが充分に掛かっている状態でした
これにより、今回のレースが素晴らしいものとなったのです
遠藤選手の走行を参考に、渡辺選手の車もフロントスプリングを変更し、大きな進歩を体感することが出来たようです
ただ一点・・・・渡辺選手のストレートエンド恐怖症の改善・・・・・は金曜日には拭い去れませんでした・・・・