2010年度 JMRCA/12RACING 全日本選手権 参戦記④
2010年度 JMRCA1/12RACING 全日本選手権 参戦記 ④
「明暗を決する木曜日・・・②」
今大会で一番の悩みのポイントとなってしまったESCその問題点と対応について語っておきたいと思います・・・
今回使用したESCは、全車Speedpassion製
同社からは”Pro 2.0”と”Stock 2.1”の2種類のESCがラインナップされています
”Pro 2.0”には、姉妹品として”LPF”と言うバージョンも存在しますが、これは置いておきますね・・・・
当初我々はこの”Pro 2.0”での参戦を予定しておりました
この”Pro 2.0”に最新のファームウェアである「422 STOCK」を記憶させ、BOOST機能を使用したレース運びを前提に動いていた次第です
私達はこの”Pro 2.0”+BOOST機能で、10月2日に事前練習を行っていました
この時点で、なぜか1台・・・・・・突然540モーターの様なスピードしか発揮できないESCが現れました・・・・・
「BOOSTの設定が大きすぎたのかな
」と、セットアップに問題があり、壊れてしまった物だと考えていました・・・・
この時、破壊してしまったESCを直ぐに梱包し、発売元である(株)TRESREY社に送付・・・レースまで1週間を切っている状況でしたので、リビルト扱いを願います
急いでいる旨を伝える為に、荷物が着いたであろう月曜日(株)TRESREY社に電話を掛け、ESCの故障の症状と、その際の仕様を伝えます・・・・・
すると・・・・・「Pro 2.0でBOOST機能は危険だと思います・・・・・」
との解答・・・・・・「え
まじ
」と考え込んでしまったのは言うまでもありません・・・・・・そこでBOOST機能を使用することが出来ないのか
それを前提に相談・・・・・「Stock 2.1ならば・・・・あるいは・・・・」との解答を頂きました
これには裏づけもあったのですが、何分1セルリポのデーターが乏しくはっきりしたことは解らず「やってみなくては解らない・・・・」と言う結論に達したのです
この時点ではBOOST機能無しでのレース参加を殆ど考えておらず、この可能性に掛けてみることにしたのです
月曜日に(株)TRESREY社を出荷してもらった”Stock 2.1”は、火曜日の午前中には着荷になると判断していたのですが、手元に届いたのが火曜日の夜9時30分・・・・・
テストは水曜日から行うこととなりました・・・・・
”Stock 2.1”でのテストでは10月2日に”Pro 2.0”で使用していたBOOST機能を元に、セットアップを行い、4.5T、4.0Tのモーターと組み合わせて使用していました
水曜日のレポートでもお伝えしましたが、結果はMAX4.5Tと言う結果に・・・・・4.0Tでは、前回と同様のトラブルが発生してしまうことが確認されました・・・・・・
そこで我々は、BOOST機能+4.5Tでレースに挑戦するか
MODIFIEDモード+4.0Tで挑戦するかの選択を余儀なくされ、松本・遠藤・渡辺3氏とえびちゅの協議の結果「MODIFIEDモード+4.0T」を煮詰めてレースに挑むことを決断しました
そして木曜日・・・・・この組み合わせでのギア比の選択、ESCプログラムのセットアップを開始BOOST機能を使用していた時は、燃費に悩まされていましたが、この「MODIFIEDモード+4.0T」では、燃費の問題は皆無に・・・・・
これは大歓迎の要素なのですが、いかんせんスピードが出ません・・・・・・
スピード不足でありながら燃費には余裕あり・・・・・そうなれば当然”3.5T”の使用を考えます
この時、遠藤・松本の2氏には3.5Tを搭載、渡辺氏はそのままの4.0T搭載でテストを行いました
その結果・・・・3.5Tはスピードは申し分なく、他のBOOST使用選手とほぼ同等のスピードを発揮してくれることが確認できました・・・・しかし、燃費は・・・・・超ぎりぎり・・・・・・
ギア比、プログラムで対応してみるものの・・・・・差ほどの良い結果は得られず・・・・・・この日木曜日が終了してしまいました・・・・・
残すは後1日
勝負です
続きます・・・・・