ポール・ニューマン主演。
酒に酔ってパーキングメーターを破壊するという訳のわからない犯罪で刑務所に収監されたルークは、かつて軍にいた頃軍曹だったが、上官に反抗した科で二等兵に格下げされた過去がある。
刑務所では退屈な草刈り作業の毎日。ある日囚人の親玉格のドラグラインと殴り合いの喧嘩となった時、コテンパンに打ちのめされても敗けを認めない。その不屈の根性に、囚人たちはルークに尊敬を送るようになる。
やがてルークの反骨心は、強圧的な刑務所の権力に向けられ、脱走を繰り返す。
制作された時代といい、抑圧された体制に対する反逆者、悲劇的な主人公の末路という条件が揃っていて、この映画は将にアメリカン・ニューシネマの典型だ。
ただ残された仲間たちが、その後ルークの思い出を愉しそうに語り草としている姿でエンディングを迎えるのに、微かな未来への希望が感じられた。
