オリンピックのライフル射撃でメダルを期待されながら、妻も子も犠牲にしてまで打ち込んだにも関わらず、選手としてもコーチとしても夢を遂げることができなかった刑事。射撃の腕を買われて事件の犯人狙撃を何度も経験させられ、「人殺し」にほとほと疲れた彼は何度も退職を考える。
そんな中、故郷の北海道で場末の居酒屋を営む女性と懇ろになり、心の憩いを感じるが…。

ずっと昔に一度観た映画だが、全く内容を覚えていなかった(だからこうしてせっせとブログに記録しているのだが)。


どうして健さんってこう苦味走って渋いんだろう。ご本人が「ほとんど犯罪者の役を演じてきました」と生前おっしゃっていたが、演じるのが松田優作のような極悪人のピカレスクロマンの類は一切なく、どうしようもなく犯罪を犯してしまった影のある人物ばかりだからだろうか。耐えに耐えてきた挙げ句最後に感情を爆発させる男、という場面もよくある。

健さんが演じている男のようになりたいとは思わないし、またなれるわけおない。けれどもどうしてもかっこいいと思ってしまうのである。