第二世界大戦中、ナチス・ドイツは米英の鹵獲した戦闘機や爆撃機を利用し、味方と認識させて油断した敵に襲いかかる作戦を取っていた。
その罠にかかり、撃墜され捕虜となったB17爆撃機のクルーが、脱走の末カムフラージュ機がイギリス本土を襲うことを阻止しようとする話。

題材としては面白いのだが、ここでそんなに尺を取ることはないだろ、と思える場面がいくつもあり何かテンポが悪い。
冒頭で偽装したスピットファイヤーで襲ってきたドイツ兄弟の弟が返り討ちに遭い、復讐心に燃える兄がしつこく襲撃するのを最後まで引っ張ることもくどいし、捕虜に一人だけいるレジスタンスのフランス人女性の存在意義が分からない。ドイツ兵が十字砲火の如く銃を乱射してくる弾が米英兵にはあまり当たらず、逆に少数の米英兵の発射する機関銃にバタバタとドイツ兵が斃れるのも、アメリカの娯楽戦争映画にお定まりのことである。
テンポが悪い分ダラダラと上映時間だけが長く感じられる作品であった。