高校時代、学園内のアイドルだったメリーとの淡い想い出を忘れられない主人公テッドが、15年後いかがわしい探偵ヒーリーを使ってメリーの居所を探そうとする。
やがてメリーの消息はすぐに突き止めたが、この探偵、とんでもない男でメリーに惚れてしまい、テッドに嘘の情報を流す。それとともに、盗聴・盗視を駆使してメリーの歓心を得ようとする。
だがメリーに懸想するストーカーはそいつだけではなかった。そこに本命の元婚約者も復活してきて…嘘の連鎖とドタバタ劇の末に、メリーの心を掴むのは誰?

純情でドジなテッドに比べ、汚い手を使ってメリーにどんどん接近するヒーリーに相当ストレスが溜まる。これも最後にハッピーエンドを迎えカタルシスを得るための試練かと思って観ていたが、この二転三転するハラハラ度がこの映画の魅力だ。おっと、キャメロン・ディアスの美しさとチャーミングさがなければ、この映画もヒットしなかっただろう。

長らく休業していた彼女が、今秋公開の作品で復帰するのはたいへん喜ばしい。