「ジョニー・ソマリ」の名前でインターネット動画を配信する「迷惑系配信者」で、牛丼店で大音量の音楽を流して威力業務妨害罪に問われた米国籍のイスマエル・ラムジー・カリド被告(24)に大阪地裁は10日、求刑通り罰金20万円の判決を言い渡した。

 被告は配信動画で広島と長崎に原爆を投下するなどの発言をし、批判が広がっていた。

 公判で起訴内容について「撮影したことは否認しないが音声は自動で流れたものだ」と述べていたが、安福幸江裁判官は、すぐに音量を下げることもできたのにしなかったと指摘し「犯行態様は悪質」として退けた。