映画「シャクラ」 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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ドニー・イェンが制作、監督、主演を務めた、超絶武侠アクション。
武林最強の技を使い、襲い来る全てを倒す!


映画「シャクラ」

 


宋代の中国。喬峯は誰からも慕われる、町の英雄的存在だった。
武術に長け、武林最強の技「降龍十八掌」を使える男である。


CGも用いているが、ワイヤーアクションを多用した戦いを披露。
ド派手に暴れて破壊しまくる、迫力あるアクションを楽しめる。


ドニー・イェンの身のこなしは、パワフルかつスタイリッシュ。
スピード感がある戦いぶりで、彼らしいスキルを発揮しお見事。


頻繁に空を飛ぶし、武術はほとんど魔法レベルのミラクルさ。
ツッコミどころ満載なので、ファンタジーと思って楽しむべき。


ある日喬峯は、何者かに殺された男の犯人に仕立てられてしまう。
町の長老たちを始め、誰もが喬峯を疑い危険視するようになる。


さらに漢民族ではなく、契丹人だという出自まで明かされる。
町を追放された喬峯は、自分を陥れた人物を探し出すと決意。


さらに自身の出生の秘密を突き止めるため、旅に出ることに。
しかし、更なる罠により恩師や育ての親の殺害まで疑われる。


そんな中で出会った阿朱を助け、共に行動することになった。
男たちの壮絶なバトルの狭間で、素敵なラブロマンス要素も。
命がけで阿朱を守ろうとする喬峯の、覚悟と決意が熱く頼もしい。

 


次々と襲い来る敵の刺客たちを、一人でなぎ倒す無敵の喬峯。
剣術と拳を武器に、鍛えられた華麗な技を繰り広げて魅了する。


とにかくドニー・イェンが最高にかっこよくて、魅力満載。
やり過ぎ感はあるが、ドニーの強さとたくましさを堪能出来る。


大勢の有象無象を相手に、喬峯は孤軍奮闘して戦いに挑む。
やがて黒幕の正体が明らかになるが、阿朱に関係があると判明。


複雑な人間関係も絡む中、阿朱に悲劇が起きてしまうのが切ない。
そして真の黒幕の存在が分かり、復讐を果たすため最後の戦いに。


過去の因縁も絡み、物語はより深く複雑に入り乱れる展開に。
登場人物が多く名前が分かりにくいので、やや混乱してしまう。


最後は一応決着するが、続編ありきの想像が膨らむ演出だった。
次の展開を匂わせるが、今作だけでもド派手な戦いを楽しめた。