曾祖母の簪に輝いていた、二つの翡翠。
それを祖母が二つの指輪にした。
そのうちの一つ、この指輪を最初に手にした時、
金の部分がずいぶん汚れていた。
だから、しばらく放っておいた。
祖母は、誰もが認める、強運の持ち主だった。
彼女の強さにあやかりたい。
守られたいな。
そんな思いから…修理してもらった。
祖母の命日は、私の誕生日。
奇しくも、指輪は、私の誕生日前日に美しく蘇った。
今、翡翠は準備を整え、昔と変わらぬ光を力強く放っている。
石って、時を超えるんだなぁ…
石は、縁のあった人の思いを記憶していくらしいけど、
本当にそうかもしれないな。
また新たなレコードを刻むべく、現在に蘇った翡翠。
これから、どうぞよろしくね。





