多くの大人たちが、「会社」という組織の中で、それぞれ必死に仕事をしていると思います。

 

色んなタイプの会社が存在すると思いますが、

私の知る限り、大体の人たちは、下のような構造で苦しんでいるように思います。

 

①まじめで優秀であるが故に、仕事が増える。

②要領のよい人、もしくは仕事をさぼる人ほど会社に長く生き残る。

 

多分、②は自覚なくやっているから、かくいう私もそういう部分がないとは言えません。

ただ、この手の会社が生き残るはずがない…と、思わなくもありません。

そう考えると、大丈夫なのか、日本!!??と思ったりしますが。

 

先日、超久しぶりに会った友人が、起業をしたと知り、お話を聞いてきました。

それはもう優秀な方で、事務・営業・コンサルタント・ITまで、何もかも一人でできる人です。

 

勤めた会社では、残業代が付かない上にあまりにも何もかもやらされるので、

これだけのことをするなら自分でマネジメントした方がどれだけ楽か、

ということで、1年ほどで辞職、今に至るのだそう。

 

聞くと、本当に昔と変わらず、とても優秀で、しかも勉強熱心です。

そんな友人がその気になったら、おそらく一生困らないくらいの

経済的な余裕はすぐに生まれることでしょう。

 

何よりも、その友人は、生き生きとしていました。

 

友人を見ていて、しみじみ、これこそがこれからの生き方なのかもしれないな、と思いました。

習得した技術と知識を駆使して完璧な仕事をし、収入を得、

本人も「好きなことだけしている」という感覚でいること。

「上がこう言うから」「会社はそういう所だから」ではなく、

自分の力をフルに出し切れる形、それが、

これから大切な仕事のスタイルになっていくように感じます。

 

ただ、それを陰で支えているのは、友人の持つ、

大変な技術と豊富な知識なんだろうと思いました。

いつも色んなことを学んでいるようですが、昔も今も、並の勉強量ではありません。

 

人は皆、「好きなことをして生きていきたい」と言います。

でもそれには、当然ながら、それを使いこなすだけのベースが必要になるでしょう。

どれだけ牙が鋭くても、根っことなる歯茎が強くなければ、簡単に折れてしまうから。

 

またもう一つ、そこにはきっと、うまく言葉にはできませんが、

「センス」が必要な気もします。

センスをどう表現していいのか分かりませんが、うまくいくときは、

次から次へと面白いように成功していくのですよね。

運、というべきかもしれませんが、その運を引き寄せるのもセンスのような気がします。

そしてきっとそこには、スピ的に言うと、導きもあるのだと思います。

貴方は、その道がいいですよ、合ってますよ、というような、

サインのようなもの…これをうまくキャッチできると、いい流れに乗れるのですよね。

 

「会社がブラックだ」と愚痴をはくのではなく、

自分の好きなことをするには何が必要かを知り、

それを着々とこなすほうがよほどよいですよね。

好きなことなら、きっとできるはずですし、

そんな人のことを、きっと見えない存在も応援してくれると思います。