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ライブハウスのサブスクについて
ライブハウスのサブスクについて、
導入は可能なのか等をうだうだ考察するブログ
4回目からだいぶ間が空いてしまいましたが・・・
第5回目です。
過去4回の内容を整理すると、
1回目・・・(さわり)
2回目・・・ライブハウスの基本構造(いいじゃないの~)
3回目・・・サブスク非導入時の売上例(さわさわ)
4回目・・・サブスク導入時の売上例(ダメよ~ダメダメ!)
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直近の2回は算数の授業みたいな感じでしたね。
・・・
もう私自身、そういうの飽きました!
飽きましたよ!
加・減・乗・除、飽きました!!
皆さんも数字嫌いでしょう!!!
ね!!!!!
(決めつけ)
結局前回までで分かったことは、サブスクを
ただ導入するだけでは売上が下がる。
売上を確保するには利用者が相当数必要。
ということでした。
第5回目は数字面でないお話
サブスク・非サブスクの
メリット・デメリット、
導入していくための考え方なんかをまとめてみます。
導入・非導入の違い
まず非導入時の売上フローですが
①お客さん(出演者含む)が来る
②サービス等を提供する
③お金を払う(先払いもある)
こんな感じ。
一方、導入時の売上フローは
①毎月お金を払う契約をする
②お客さん(出演者含む)が来る
③サービス等を提供する
こんな感じ。
そしてそれぞれのメリット/デメリットは
非導入時は「とっ払い」システムなのでとにかくシンプル。
ゆえの短所もある。
導入すると
売上の安定性はあるもののちょいと複雑。
共通部分としては、どちらも客商売ではあるので
当然、客は多ければ多いほどよい。
これだけ見たときに
どのメリットを魅力に感じるか
どのデメリットを不安視するか
それによって変わってきそうですね。
導入するか否か
ただ、個人的にはやはり
サブスク方式を導入した方がよい。
という考えです。
2020年からの新しい感染症の流行、
ここで飲食店含め「とっ払い」システムがゆえの苦しみがありました。
ライブハウスでクラスターが発生したことで
ライブハウス=悪といったイメージがついて、
とくに小規模なお店ほど、いまだ世間的には払拭されていない
嫌な風評被害です。
「お客さんが来ないと始まらない」
といった商売方式では、まさにあがったりです。
解決策の一つとして
いわゆるストック型の収益構造である
サブスク方式を導入しておいて、
売上が減ってしまうリスクを分散できるようにしておく。
フロー型(非導入)とストック型(導入)をミックスした形
にすることが大切なのかなと思っています。
さらに付け加えるならば、
サブスク型のビジネスの将来性
という点も見ておいた方がいいと思います。
サブスク型サービスの国内市場規模は
2020年度で8759億円、
21年度には9965億円(予測)、
22年度以降は1兆円超(予測)とされており、
※参考サイト※
(一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会発表・矢野経済研究所調査)
一般化している音楽や動画サービスのみならず、
教育、飲食サービス等にもどんどん普及してきています。
とはいえ、サブスク業者のまわしものじゃないので
あくまで「導入した方が良い」というのは
個人的な考えですけれどもね。
色々な意見を交えてみる
さて突然ですが、
ここでサブスク否定派の「悪魔くん」と
サブスク肯定派の「天使ちゃん」をゲストに加えて
さらに議論を重ねていきたいと思います。
私:じゃあ、さっそくだけど悪魔くん、天使ちゃん、よろしくー。
(私は一服してきまーす。)
おう!よろしくな!サブスクなんてやらせねーぜ!
よろしくお願いします♪みんな仲良くやりましょうね。
__________
①サブスクだと売上単価下がる問題
あっくん:結局さ、サブスクなんて安売りしてるだけじゃね?
サブスクなくても来るやつは来るだろーよ。
てんちゃん:そうね、あっくんの言うとおりだわ。
サブスクを導入していなくても経営が成り立ってるお店は
無理に導入する必要はないと思うの。
ただ、集客や売上が少ない日をどうにかしたい。とか、
新規の顧客を獲得したい。とか、考えているお店は
導入するのも一つの手じゃないかしら?
あっくん:別にさ、無理にサブスクとかじゃなくて、
入場無料とか割引デーとか、そういうの作るとかじゃだめなの?
てんちゃん:そうね、それでもいいかもしれないけど
結局のところ単価を下げることは変わらないわね。
結果的にやり方に大差ないなら、「行き放題」みたいなフレーズの方が
お客さんにとっては魅力に感じるかも・・・
あっくん:そんなもんかなー。
てんちゃん:あとは、サブスクの価格をどうするかって問題もあるわよね。
サブスク月額料金が高かったら魅力には感じないだろうし、
安すぎれば売上にならないから、
お客さんがうま味を感じるぎりぎり上限の金額設定がいいかしらね。
あっくん:まあ俺は別にサブスクいらない勢だからさー。
極論、来るやつは来る、来ないやつは来ないって感じかなー。
てんちゃん:(それを言い出したら話になんねーだろがよ。ク○がよ。)
あっくん:え?なんか言った?
てんちゃん:ううん!何もいってないよ!
でもね、金額設定の面では月額料金が高くても他のサービスをつけるとか
色々やれることはあると思うの。例えば・・・
・初月割引・初月無料。
・お友だち紹介特典をつける。
・ライブハウス行き放題以外の特典をつける。
(出演者のオムニバスCD等オリジナルグッズ、ドリンク代割引、他近隣飲食店とコラボ特典等・・・)
あっくん:おお!確かにそういうのが付いてたら面白いかもな!
てんちゃん:そうでしょう♪
それ以外にも、ただ単にサブスクを導入するのではなくて
「誰にアピールするか」の意識も必要だと思うわ。
あっくん:どういうこと?
__________
②サブスクの目的やターゲット
てんちゃん:例えば
A・音楽が好きで、ライブハウスにもよく足を運ぶ
B・音楽が好きだけど、ライブハウスには行かない
C・音楽に興味ないし、ライブハウスにも行かない
みたいに分類するとしたら、「B」の人にアピールするのに
サブスクは向いていると思うの。
あっくん:Aだったら元々足を運ぶ人だし、Cはそもそも興味持ってないもんな。
てんちゃん:あとは・・・多くのライブハウスが
現状「お店のファン」が集う場所というよりも
「出演者のファン」が集う場所であると思うの。
だから、サブスクを導入する目的として
「お店のファンをふやすこと」を考えるのも重要だと思うわ。
あっくん:んー、ただのライブができる場所貸し屋さんじゃなくて、
音楽好きが集う場所にするって感じか?
てんちゃん:その通りね!あっくんも良いこと言うじゃない♪
なぜ導入するのか、結果的にどうしたいのかを明確にすることが大切ね。
あっくん:まあなんとなく言いたいことは分かったよ。
ただやっぱり面倒だなーとは感じるけどな。
私:ただいまー。二人とも話が盛り上がってるね!
じゃあここから先は私が話そうかなー。
天使ちゃん、悪魔くん、ありがとうねー♪
てんちゃん・あっくん:じゃあね(じゃあなー)!
まとめ
さて、今回の話としては・・・
サブスク導入のメリデメとして
収入の継続性はあるものの、
契約&継続してもらう努力は必要だし、単価も下がる。
という感じ。
ただ、
世間的には規模の拡大している市場だし、
将来性はそこそこありそう♪
メリデメを考慮して
いざ「導入しよう!」となった場合、
導入した後の目標を定めることと、
その目標に向け、誰に・どのようにアピールしていくのかが大切。
なぜなら、ただ導入しただけだと
導入コストがかかるし、単価が下がるし、
誰も契約してくれないし、すぐ飽きられる(解約される)から。
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私的な一例としては、
『お店のファンを増やす』ことを目的に
『店近隣にお住まいの方限定』(同市区郡内とか)にして、
店舗イメージアップのため、公共性のある
『チャリティ』や『ボランティア』的な要素をお店の活動として組み込む。
とかがいいんじゃないかなと思っています。
このブログを通じてサブスク導入に対して
なんとなく「ええやん。」みたいな、
共感してくださる方がいたらいいな、なんて思っています。
さて、次回は
そろそろ妄想だけじゃなく「実例」もほしいですよね。
導入済みのライブハウスを探して取材でもしてみようかしら。
取材させていただけるライブハウスの方、見ていらっしゃらないですか!?
ご連絡ください!取材させてください!!
ということで、次回のブログでお会いしましょう!!!



