■1月2日(土)

 

元旦から嫁さんの実家に泊まり、朝はまったり過ごした。2020年にコロナの影響でやり残した事の話題になり、秋に両実家のメンバーと近鉄の「青の交響曲」に乗りたかったなという話になった。みんなで吉野を観光してから大阪阿部野橋まで「青の交響曲」に乗り、新世界あたりで串カツを食べて…という予定だったが延期になった。

 

「あぁ、乗りたいなぁ」「今日とか列車は空いてるかな?」という話の流れで空席状況を調べるとそこそこ空いている事が分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「乗ろうか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

義父のひと声で急遽吉野に行く事になった。

 

私が冴えない顔をしていたらしく、嫁さんから「嫌か?」と聞かれたが、リアクションが難しい。個人的には計画に向けて徐々に気分を盛り上げるタイプなので正直気持ちが付いていかなかったが、「ま、ええか。」という事で一旦帰宅。乗ると決めた3時間後には大阪阿部野橋駅に立っていた。

 

「青の交響曲」はちゃんと見た事が無いので入線前から楽しみで仕方ない。すると放送が入り、吉野からの列車が入線してきた。

 

↑初めてじっくり見る「青の交響曲」。事前リサーチをしていないので逆に楽しみだ。

 

↑乗車したのは午後の便。発車票も「青の交響曲」の名前入り。

 

↑向かい合わせでテーブルがある席を確保。上品な照明が良い感じ。

 

 

↑発車即乾杯!乗り鉄の醍醐味を味わいながら一路吉野へ。

 

↑ラウンジスペースでスイーツを。大阪マリオット都ホテルのケーキらしい。高いので息子と半分…。

 

↑くつろぐ嫁さんと義姉。終始人の出入りがあり賑わっていた。

 

↑途中で空いたおひとり様用「10C」。窓も机も独り占めで最高の空間。

 

↑終点の吉野着。快適過ぎて、この1時間16分は非常に短く感じた。

 

↑重厚感ある内装。特急券+特別車両券で¥730は安すぎる。

 

↑吉野駅のホームにて。少し雪が降った様で、融雪剤が散布されていた。

 

↑ロゴを入れて。長々と書いてあるが、日本語にすると「観光特急・青の交響曲」…。

 

さすがに車齢40歳以上の通勤形電車の改装なので足回りの古さは否定出来ないが、車体は色々な制約の中でかなり頑張った事がよく分かる。内装の色使いも秀逸で、このあたりは近鉄の美点だと思っている。

 

「どやっ、豪華でっせ~!」みたいな観光列車が多い中、定期列車に毛が生えた程度の料金でこの様な設備の列車に乗れるのはありがたい。正直、個人的には料金に含まれる豪華な料理とか地元民のおもてなしとかいらない。豪華列車に乗って地元民に手を振ってもらって何が嬉しいのか?偉くなったつもりか?!

 

あくまで純粋な移動手段としてちょっといい列車に乗りたい。「しまかぜ」とか「リゾートしらかみ」とか「花嫁のれん」みたいな…。