■10月8日(月)

畳平から主峰・剣ヶ峰を目指して出発。往路は約90分の道のりだ。

畳平は岐阜県だが、少し歩くと長野県との県境で、東の景色が開けており、ご来光スポットでもある。8時半を回ったところなのでまだ雲海が広がっており、下界が曇っていると思うと何とも言えない優越感に浸る事が出来る。

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↑雲が絶妙の高さで、真っ白ではなくいくつかの山の頂きが見えるのがまたいい感じ。
@県境ゲート付近 (長野県松本市安曇) 2018.10.8

あまりにも景色が良く、記念写真などを撮っているとまたまた時間を食ってしまった。畳平付近に鶴池と亀池があるが、前者が登山道に近い。鶴池を手前、その奥に槍穂がいい感じに見えたので写真を撮っていると、嫁さんから「またかっ!」と突っ込まれた。歩くペースが難しい…。

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↑これだけ晴れるのは私にとっては珍しいので、撮影タイムくらいは大目に見て欲しいんだが…。
@鶴池 (岐阜県高山市丹生川町岩井谷) 2018.10.8

更に進み、富士見岳から降りてくる道と合流すると、いよいよ剣ヶ峰の頂きが見えてきた。2年前はこの時点ではガスであまりはっきり見えなかったので、また違う雰囲気に感動した。

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↑左上の頂きが剣ヶ峰。見えている距離感以上に歩くと時間が掛かる。
@富士見岳分岐 (長野県松本市安曇) 2018.10.8

剣ヶ峰を視界に捉えながら10分程度歩いて肩の小屋着。ここまでは業務用の車も入れ、少し傾斜のあるダートを歩く感じだったが、ここからは本気の登山道が始まる。

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↑肩の小屋から登山道へ入る実質的な入口。頂上まで50分なので、ある意味お手軽だ。
@肩の小屋 (岐阜県高山市丹生川町岩井谷) 2018.10.8

天候も良く大当たりの日なので、とにかく登山客が多い。2年前の数倍居る感じで、待ったり抜いたりどけたり面倒だが、ストレスを感じる程ではなかった。前日に上高地を10km以上歩いているのでなかなかしんどいが、最高の景色がそれを吹き飛ばしてくれる。

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↑頂上が見えると疲れが飛ぶ。右下に乗鞍本宮奥宮と鳥居が小さく見える。
@朝日岳下部 (長野県松本市安曇) 2018.10.8

頂上ばかり見ていて少し頭から抜けていたが、振り返るとまだまだ槍穂も良い感じで見えている。下から少しだか雲が上がってきているので、嫁さんと息子を待つ間にしっかり撮っておいた。

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↑前日に真ん中の谷筋「岳沢」の下部にある上高地に居たと思うと感慨深い。
@剣ヶ峰下部 (岐阜県高山市丹生川町岩井谷) 2018.10.8

さて、いよいよ頂上に手が届くところまで登ってきた。2年前より天気が良いこの日の頂上からの景色はどんな感じだろうか?
vol.8に続く