11月20日(土)
思いつきで乗車した「能登」は群馬県に入り、高崎を発車した。次の停車駅は直江津なので、恐らく空いていた隣の席には終点まで誰も来ないと思うので、2席を使用してゆったり寝に入った。寝不足のせいもあり、瞬間的に目が覚める事はあったが滑川まで爆睡した。
空が明るくなり、徐々に乗客が減る中で目が冴えたので景色を眺めていた。これも夜行列車ながらの贅沢な時間帯だ。今までに乗車した夜行列車で朝を迎えた時の事を色々と思い出してしんみりしていると6:37の定刻に金沢に到着した。
この先は「雷鳥8号」で大阪へ向かう。7:10発まで時間があるので朝食を買い、指定券を買おうと窓口へ行くも満席だった。ホームで自由席の列をチェックしたが1両に10人程度の行列しかなかった。7:02発の「サンダーバード6号」があるので関西へはそれに乗車するのが自然で、途中駅からの乗車が多いと見た。
7:10、定刻で金沢を発車。恐らく私が金沢から「雷鳥」に乗車するのは今回が最後だと思うので、心して感触を味わおうとしたが眠い…。どうしても眠いので20分程寝る事に。あぁ勿体ない…。そして福井で目覚めると満席になり、敦賀では5号車に20人程の立ち客まで出た。なぜ短い6両編成で走っているのだろう?
列車の走りはというと、ゆとりダイヤの影響か流して走るケースが多く、以前の様にガンガン飛ばすイメージが無い。しかし湖西線に入ってからは敦賀を若干遅れて発車した事もあり、最高130km/hであろう全速力を体感出来た。アラフォーの車両の走りっぷりに胸のすく思いがした。
その後、山崎付近でイノシシが列車に跳ねられたとかで10分程遅れたが無事大阪着。そこから京都に戻り、昼から出勤した。同僚に何食わぬ顔で「朝早い東京発の新幹線に乗るのしんどいっすわ~」とか言ってる自分は何でこんなアリバイ工作的な事をしてるのかよく分からないが、突っ込まれると交通費の清算とかがややこしいので適当に丸くおさめておいたつもりだ。
鉄ばっかりしてるみたいな出張に見えなくもないが、ちゃんと仕事はしているのでご心配なく(笑)。