みんな、サナギ




"地"を這っていた時代から

"風"に乗り、空を舞う時代へ




その過渡期の、サナギ




そのときが来れば


古く重い過去の皮を脱いで

ずっとくしゃくしゃに押し込んで閉まっていたそれぞれの羽根を広げて




風に乗って
どこへでも行ける



どの風に乗り
どんな空を舞うのか


何を見に、どこへ行くのか
どこに住んで、何を経験するのか




すべて自由。




そんな、待ち焦がれていた時代が

今、ここにある。




もうその羽根を広げていいんだよ


あなたの個性を出していいし
あなたの言葉で話していい


あなたの色の羽根で舞っていい



様々な色、形の羽根を持つ蝶たちが

青空の中、光を浴びてキラキラと楽しそうに舞う姿を想う



やっと、そんな時代が来たんだ