日曜日に起こったちょっと不思議な話



あの日は、東京で1番大好きなベーグルを買いにあの街へ行ってきました

もうここのベーグルいつぶりだろう
何年も食べていなかった


久しぶりに行ったベーグル屋さんは変わってないはずだけどなんか小さく見えて、
でも変わらずごろごろと積まれたベーグルたちは愛らしくて
どれにしようか悩むのも楽しいけれど、早々にお買い物は済ませて、まだ午前中。

さぁ今日はもう用事がないから
路線の違う近くの駅(まぁまぁ距離ある)までお散歩しながらぷらぷら帰ろう〜と思って

1度も通ったことのない道を通ろう
と決めた



グーグルマップを見ながら
こう行ってこう行って到着!だな
と思いながら歩き始めたけど

とっても気持ちのよい街で、
いいなぁこの辺り住みたいなぁ
と周りをキョロキョロ見ながら
アンテナ全開で歩いてました


右に曲がって、この道を突き当たりまでまっすぐ!そう歩いていたら

なんとなく、左のマンションが気になってすいすい道を曲がって入っちゃった

そしたらその道が、
あれ?ここあのカフェに行ったときに通った道に似てる!と気づいて

さらに右に曲がると、
やっぱりあのカフェが!
通りの向こうに見えました


やっぱりーここだったんだ!
と思い、さぁ元の道に戻ろうかな?と振り返るとそこには、

ばーん!と厳かな気高い品のある店構えのお店がまさにわたしの前を塞ぐかのように現れました


あれ?ここ、前行きたいなって調べてたお店じゃない?

そう、ここは、以前欲しいものがあって調べたお店だったのだけど、なかなか馴染みのない場所にあったから、いつか行こう、で終わってしまっていたお店

なんで前にカフェに来たときは気づかなかったんだろう

自分でもよくすぐそのお店だって分かったなーと思うくらい調べてから時間が経っていたし!


迷うことなくすいすいと入店。

そこは日本の器を多く取扱われているお店なのだけど
すべての作品、品物が愛情込めて作られましたって誇りを持ってるようで
お店の気位の高さもうなずけた

こういう、愛情のこもった素晴らしいものに囲まれるのは背筋がしゃんとして心が試されるよう。

お店のコンセプトもすごく好き!
日本に根ざす自然との共和やその知恵、感性を大切にして、引き継ぐもの、新しくなるものに敬意を払いながら、現代の日本人の暮らしが心地よいものになるように。

わたし、こういうこだわりや愛がだいすきだなぁ〜泣けてくる

店内の空気も心の在り方のように落ち着いていて素敵なお店でした


このお店を知っていたのは、
ある陶芸家さんのお皿がほしくて
取扱されているお店を調べたことがあったから

その陶芸家さんのお皿は見つけたものの、1番ほしいと思っていた柄のものはなかったので、他のお皿をちらっと見て、また来ようと決めて出ていこうとした


お店の方が入り口のところで
「次は〇〇さんの個展をこちらで開催しますのでぜひお越しください^ ^」
と仰ってくださったんだけど

それに対してわたしはほんとに唐突に、何の脈絡もなく
「わたし、あの陶芸家さんのあのお皿がいつかほしいと思ってるんですよね」
と伝えたところ
お店の方の顔がえっ!と一変


お店の方が言うには
「あのお皿、年明けに入荷することが決まっているんですが、それを最後にもう作らないと陶芸家さんが仰っているんです」

すごく驚いたけれど、
お店の方のご厚意に甘えて、お皿を予約させていただきました(*^^*)



もうね、これはミラクルとしか言いようがない♡

あのお店に辿り着いたことも、あのお店に気がつけたことも、急に口に出したことも、導かれたんだとしか思えない!!


あの子が無事に早くお家に来てくれるとうれしいなぁ♡楽しみ♡



わたしはね、やっぱりこういう暮らしがしたいなぁと思うの

せっかく日本に生まれたんだから
季節ごとに行事をしたり旬のものを食べたりして四季を楽しんで
お皿1枚だってこの子が来てくれてわたしの暮らしが彩られたなぁって想いを持って感謝して暮らす

生活のリズムの中にあるすべてのものや人、環境に感謝をして
愛を持って暮らす

そんな暮らしをしたい


だいすきなものに囲まれて

お皿1枚手に取るだけで
愛に溢れて幸せになっちゃう

そんな暮らしをしよう


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