仕事終わりに病院に行って来ました。
先生と身内で話し合い(IC)、来週、気管切開をして。余命1ヶ月、お父さんにその時が来るまで見守る事になりました。

脳波は弱く、でも脳死では無いという事です。
耳は聞こえていると思いますと言われたので、たくさん話しかけて来ました。

次に心肺停止をした時は、蘇生は希望しないと親類で気持ちがまとまったのですが。

また気管切開をする、しないで決断を迫られました。説明を聞いた上で、判断を任されたのは私で。
先生の目を真っ直ぐに見て、先生も真っ直ぐ見返してくれて。考えた末、看護士さん達が痰を取りやすく、痰の詰まるリスクの減る気管切開をする事にしました。

お父さん、ごめんね。
あと1回だけ、ちょっとだけ、手術するね。

一度は呼吸も心肺も止まったけど、戻って来てくれたお父さん。
お別れできる時間をくれて、ありがとう。
この1ヶ月を大切に、可能な限り会いに行こうと思います。

父の持ち物から見つかった馬券の日付は11日。
お父さん、少しは好きなこと出来てたんやね。

家で、ひとり。
服を処分していたと聞きます。
痩せてサイズが合わなくなったのもあるかもしれないけど、何か思っていたのかな。

お父さん、冬を越すために良い布団を買ったんでしょ?
桜、もうすぐ咲くよ。冬が越せるよ。