今日はちょっぴり切ないお話しです。






……





私が一人暮らしを始めたのが

10年前くらいでしょうか。




実家では

何十匹という猫ちゃんと暮らしていたこともあり、


小学生の頃は筆箱にお○っこをされたり笑い泣き

高校生の頃は制服につく毛が気になって




小さな頃から一緒に暮らしていて、

すでに空気のような存在だった猫たちなので、

かわいいし、

大好きだけど、





一人暮らしをしたら

猫とは暮らさないぞって決めてました。






でも一年たたずして

うちには



もう猫がいましたねこクッキー




猫のいない生活をそれなりに楽しんでいた私

でしたが、




猫おうちに迎えない?



その一言でぐらぐら

ぐらつく私。


  




気がついたら

もう

うちに猫がいましたニヤニヤ




子猫の頃から

うちに来て

おとなしい仔で、

体が大きめの男の子へと成長し、

気が優しくて

とっても懐っこい




私は

かわいくて

かわいくて


ちっちゃくしてポケットに入れて

いつも一緒にいたいくらい



大事な大事な

猫ちゃんでした。







でも病気を患っていました。




白血病でした。




猫の白血病は

今の時点では

治らない病気です。





一度陽性判定がでても

その時の猫ちゃんの状態によるらしく、

陰性になる仔もいるとのことで



3ヶ月後再検査をしましたが、



やはり陽性。





白血病の仔で

長生きをする子は

少ないです。






病院で泣きました。





もう治らない。

どうして

どうして…






なるべくストレスをかけないようにと、

先生から言われたけれど



こんな温和な仔の

何がストレスになるのか

分かりませんでした。




気にしながらも、

できることは

ストレスをかけないようにすること

だけだったので、




美味しいご飯を食べられるように、

なるべく一緒にいるようにしたり、

一緒に笑い合えるようにして、




元気に過ごしてくれていた






ちょっと病気を忘れかけていた

そんな時





突然発症して、

それから一週間後


虹の橋を渡ってしまいました。





一歳で

お空に行ってしまいました。





私は

この時に

すべてが

終わった気がしました。





この世で一番に近いくらい

大事にしていた



本当に本当に大好きだった




解決できる何かがあるなら

なにがなんでもやってた





でももう戻ってこない。





この時

私は自分も死んだ気がしました。




 



死んだ気がしたんだけど




生きていました。




痛いくらい

自分が生きてるのを思い知りました。





死んだらなんもできないんだ。

私はできる。

私は生きてる。




生きてさえいれば

なんだってできるんだって

思い直して








だから

私は明日死んでもいいように

生きています。