まるで仲良しの親戚同士みたいな

最近のふたり


彼は家を出る時

私に会うと家族に言って出てきたそうだ



「とっくに見捨てられたかと思ってたのに

まだ一緒にいたの!?」


と親には驚かれたそう



私は彼の実家族とも奥さんとも

もう長い付き合いになる



彼も私の夫と面識があり

統合期にはなんと

3人でデートをした仲である


(お互いの配偶者は

私と彼がただならぬほど

特別な関係であることに気づいている)



とにかく


全てにおいて


常識を超えた関係…



摩訶不思議すぎて

考えることを放棄したくなるくらい




でも


今回


何かが変わろうとしている




私は近く彼に


全てのことを打ち明けることになるだろう





あの拝殿の前で


その許可が下りたのがわかった




昨日は


彼との歴史を反芻していて


様々な思いが蘇った




して欲しくなかったこと


嫌と言えなかったこと


行かないでと追いかけたかったこと




行かないで


そばにいて


どこにも行かないで


私を置いて行かないで




私の中に

子どものように泣きじゃくる

もう1人の私がいる



あの頃の胸の痛みが蘇って

涙が止まらなかった



すれ違いばっかりだったふたり



大好きよりも

大切と思う気持ちの方が勝って



辛さをひとりで飲み込んでいた


それはお互いにそうだった




私たちはもう

それを終わりにしてもいいんだと思う



次のステージへ進むための踊り場


そこに今ふたり一緒に立っているのがわかる