今年に入ってこれまでに読んだ本 | 音盤ながし

今年に入ってこれまでに読んだ本

「64-ロクヨン」横山秀夫
 作者得意の警察小説。刑事部と警務部がいや~な内部抗争。こうゆう内部ドロドロな警察小説が多くなったけど、大丈夫か?日本警察!
「冬の本」友部正人、浜田真理子ほか/夏葉社
 年をまたいで一篇一篇読み続け、最後に登場の吉本由美さんは『海炭市叙景』を取り上げていた。嬉しい。佐藤泰志『海炭市叙景』は好きな小説だったから。
「噂の女」奥田英朗
 奥田英朗にはずれなし。「あの女、絶対ヤッとるぞ!.....この町のどこか、夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂...。」帯にあるとおり。まったく、男ってやつは...(笑)
「火口のふたり」白石一文
 「吐き気がするほどの性欲を感じた。」という帯の文句に釣られたわけじゃないよ(笑)まあエッチはエッチだけど富士山が噴火するかもって話しだから。「でも、実はすっごくイヤだった。」にほろりとしたかな。
「ビブリア古書堂の事件手帖2」三上延
 テレビドラマ化される前から読んでたシリーズ。ヒロインの栞子は絶対巨乳でなきゃいけないのに、剛力彩芽では、、、う~ん、違うんだなあ。誰か深田恭子が良いと言ってたな。
「春嵐」ロバート・B・パーカー
 スペンサー・シリーズはご無沙汰だったけど、シリーズ最終作と聞いて手に取った。読めば面白いのは判っているけど、シリーズを10数冊も読むと、もういいかなって気になったんだよね。でもやはり探偵スペンサーのファンだからね、彼の最後の姿はきちんと読んでおきたかった。
「疑心ー隠密捜査3」今野敏
 超堅物なキャリア官僚、竜崎伸也が主人公の警察小説シリーズ。警察モノでは今一番面白いのだ。今回はあの原理原則主義者の堅物竜崎が恋するオジサンになってしまうお話し。さあ大変だ(笑)部下の女性キャリアに対する恋心に戸惑い調子を崩す竜崎。作者も酷なことをする(笑)
「ラストサムライ 山本覚馬」鈴木由紀子
 今年は『八重の桜』だからね。しかしすでに『あまちゃん』に抜かれてる(笑)。もともと幕末と会津には興味あったし、新島八重のことも知ってはいたけど、何故か不覚にも山本馬のことはまったく知らなかった(反省)。このひとは凄い人なんだね。視力を失った後、明治の時代にその残した足跡が凄いんだね。う~ん、幕末から明治の初め、凄い日本人がにょきにょきと現れてる。時代が人を生むのか?

「戦争と一人の女」坂口安吾原作/近藤ようこ漫画
 自分の好きな物事だけを考えていられる人もいれば、嫌いな物事ばかりが気になる人もいるだろう。安吾は嫌いな物事に敏感だったし、自分もそんなタイプのような気がする。嫌いなものに真っ直ぐぶつかることをせず(できずに)斜に構え皮肉屋の振る舞いをする。なんでこんなこと書いてるんだろ(苦笑)。大好きな漫画家による坂口安吾の作品。悪いはずがない。
「戦友の恋」大島真寿美
 唯川恵の『肩ごしの恋人』と角田光代の『対岸の彼女』が好きな私だから、当然この小説も気に入りましたよ北上さん(笑)北上次郎曰くヒロイン友情小説。はい好きです弱いです。
「紅の匣子槍(モーゼル)2 狼叫」上下巻 樋口明雄
 満州馬賊となって活躍する少女紫火の波瀾万丈の物語。伊達順之助、川島芳子など実在の人物の登場。前作は冒険活劇小説としてまた少女紫火の成長物語として文句なしの面白さだったけど、今回は悲壮感が漂う場面ありで少し辛くもあり。
「大いなる眠り」レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳
 村上訳チャンドラーもこれで4作目。どれも皆素晴らしい。音楽CDで言えばリマスターされて格段に良い音になった感じ。以前の訳によるマーロウがモノクロなハンフリー・ボガートなら、比べて村上マーロウはジョージ・クルーニーって感じ。どう?(笑)もともと好きだったチャンドラーのマーロウ物が更に好きになってしまった。
「BILLY BAT」8~10巻 浦沢直樹/長崎尚志
 話の展開が、時も場所もやたらに飛ぶのでストーリーの芯が見えづらくなっていた感があったけど、前から気になっていた伊賀忍者、ついにまた伊賀忍者に繋がった。そして雑風先生の新潟ルーツが明らかに!中越地方っぽい(笑)
「白土三平 ビッグ作家究極の短編集」白土三平
 たまたま本屋で見かけて買った1冊。ここに収められた白土三平の懐かしい忍者物の短編こそ、私を本好き読書好きにしてくれた作品だったと今にして思う。忍者漫画だから当然子供が読んで面白いものだ。ただ白土三平の忍者漫画には奥深さがあった。それがなにか判らないながらも感じることができた。白土三平60年代の忍者漫画はいまでも十分に面白い。
「中夏文明の誕生」NHK「中国文明の謎」取材班

 これNHKでやってたのを見て興味が湧いて即購入。中国最古の王朝は紀元前1600年頃の殷王朝だと記憶していたけど、その前に夏王朝があったというのだ。遺跡も出ている。もしかして、もっと古い王朝の遺跡も出るかも?いやはや中国の歴史はダイナミックだ。中華=中夏。中華思想のルーツを夏王朝に求めるとか、古代王朝興亡史はやはり面白いね。