ライ・クーダー『Pull Up Some Dust And Sit Down』
●Ry Cooder『Pull Up Some Dust And Sit Down』
『チャヴェス・ラヴィーン』(2005年)に始まったカリフォルニア(ロスアンジェルス)三部作に続く作品だと思う。失われたアメリカ、忘れられた都市生活者を歌ってきたライの視線の確かさを感じさせる骨太な音楽だ。デビュー当時から大不況時代('30年代)の歌を現代の歌として歌い演奏してきたライなので、一貫した路線ではあるわけだ。
LA三部作を全て輸入盤で買ってしまい、その重要かつ面白そうな英文ライナーが読めなかったので、今回は早く聴きたいのを我慢して日本盤発売まで待った。甲斐あって、五十嵐正による解説と曲目解説、そして訳詞もあり、ライの音楽をより楽しめることとなった。
本盤は全曲ライの自作だ。秀逸なカバー曲を多く送り出してきたライだけど、ライ自身の言葉による音楽も味わい深い。これらはプロテスト・ソングなんだと思う。ただ声高に政治性を前面に出すことなく、生活者の語りとして歌われる。この辺がじつに巧いと思う。年季が違うって感じだよね。「ジョン・リー・フッカーを大統領に」はなかなか痛快でニヤリとさせられる。フット・ストンピングに始まり、なりきりジョン・リーぶりがいかしてる。
演奏はライの様々な音色を駆使したギター/スライド・ギターを中心に、息子のヨアキムとこの親子が基本セット。そこにフラーコ・ヒメネスのアコーディオンが加わったり、テリー・エヴァンス達のコーラス、マリアッチのストリングス、そして1曲盟友ジム・ケルトナーがドラムを叩いている。リラックスした中に逞しさを感じさせる音楽が素晴らしい。
『チャヴェス・ラヴィーン』(2005年)に始まったカリフォルニア(ロスアンジェルス)三部作に続く作品だと思う。失われたアメリカ、忘れられた都市生活者を歌ってきたライの視線の確かさを感じさせる骨太な音楽だ。デビュー当時から大不況時代('30年代)の歌を現代の歌として歌い演奏してきたライなので、一貫した路線ではあるわけだ。
LA三部作を全て輸入盤で買ってしまい、その重要かつ面白そうな英文ライナーが読めなかったので、今回は早く聴きたいのを我慢して日本盤発売まで待った。甲斐あって、五十嵐正による解説と曲目解説、そして訳詞もあり、ライの音楽をより楽しめることとなった。
本盤は全曲ライの自作だ。秀逸なカバー曲を多く送り出してきたライだけど、ライ自身の言葉による音楽も味わい深い。これらはプロテスト・ソングなんだと思う。ただ声高に政治性を前面に出すことなく、生活者の語りとして歌われる。この辺がじつに巧いと思う。年季が違うって感じだよね。「ジョン・リー・フッカーを大統領に」はなかなか痛快でニヤリとさせられる。フット・ストンピングに始まり、なりきりジョン・リーぶりがいかしてる。
演奏はライの様々な音色を駆使したギター/スライド・ギターを中心に、息子のヨアキムとこの親子が基本セット。そこにフラーコ・ヒメネスのアコーディオンが加わったり、テリー・エヴァンス達のコーラス、マリアッチのストリングス、そして1曲盟友ジム・ケルトナーがドラムを叩いている。リラックスした中に逞しさを感じさせる音楽が素晴らしい。
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