髙田郁『今朝の春〜みをつくし料理帖 四』
●髙田郁『今朝の春~みをつくし料理帖 四』
本屋さんに並ぶのが待ち遠しいシリーズも、はや四巻目。ヒロインお澪ちゃんにも、料理人としての自信と落ち着きが伺えるようになったみたい。元飯田町の料理屋つる屋、そして澪達の住む長屋を主な舞台とした江戸市井物であり、また創作料理に燃える女料理人澪の成長物語、もちろん巻末にレシピまで載せてあるように、たんに料理を楽しむ物語としても、とても素敵な『みをつくし料理帖』なのであります(笑)。ほんと好きなんだよ、これ。
本作では、季節は師走。料理の素材も冬の物が出てきて、さあそれで澪がどんな料理を食べさせてくれるのかが楽しみ。澪が秘かに慕う謎の浪人小松原の素性も、すこしづつ見えてくる。吉原の料理人又次の燻し銀ぶりも好きだな。ドラマ化されたら又次役は遠藤憲一だねぜったい(笑)。
真夏に冬を舞台の物語もまたオツなもので、じつにいい歌が出てくる。「白雪の色わきがたき梅が枝に友待つ雪ぞ消え残りたる」という歌。「友待つ雪」とは、後から降る雪を待って、まだ消え残っている雪のこと」。きれいな風情というか、歌った人のきれいな心持ちが伝わってきて、う~んと唸ってしまった。
本屋さんに並ぶのが待ち遠しいシリーズも、はや四巻目。ヒロインお澪ちゃんにも、料理人としての自信と落ち着きが伺えるようになったみたい。元飯田町の料理屋つる屋、そして澪達の住む長屋を主な舞台とした江戸市井物であり、また創作料理に燃える女料理人澪の成長物語、もちろん巻末にレシピまで載せてあるように、たんに料理を楽しむ物語としても、とても素敵な『みをつくし料理帖』なのであります(笑)。ほんと好きなんだよ、これ。
本作では、季節は師走。料理の素材も冬の物が出てきて、さあそれで澪がどんな料理を食べさせてくれるのかが楽しみ。澪が秘かに慕う謎の浪人小松原の素性も、すこしづつ見えてくる。吉原の料理人又次の燻し銀ぶりも好きだな。ドラマ化されたら又次役は遠藤憲一だねぜったい(笑)。
真夏に冬を舞台の物語もまたオツなもので、じつにいい歌が出てくる。「白雪の色わきがたき梅が枝に友待つ雪ぞ消え残りたる」という歌。「友待つ雪」とは、後から降る雪を待って、まだ消え残っている雪のこと」。きれいな風情というか、歌った人のきれいな心持ちが伝わってきて、う~んと唸ってしまった。
- 今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)/高田 郁
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